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カテゴリ:貝塚不動産.com
不動産屋の80%が加盟する宅建協会の機関誌「REAL PARTNER」5月号の特集は「テレワークによって変わる住宅事情」です。
今回のコロナ感染で、日本だけでなく世界中の住宅事情が企業のテレワーク促進で変わろうとしています。 特に日本のIT化の遅れが世界に露呈しましたが、逆に言えばまだまだ伸びしろがあるという事です・・・(笑)。 給付金の市役所と保健所とのやり取りがFAXと電話とは正に驚きで、ネットよりの郵送の方が早いなんて、カッコ悪くてこんな事を世界に発信して欲しくないです・・・(笑)。 40年以上前から先進国ではビリという日本の生産性の低さの根本的な原因は、ココにあるのでは。 民間のように「余計な仕事」を作らないためにIT化を促進するという発想を持ってもらわないと、日本という国が今以上に沈んでしまいます。 ここ2,3日の日経新聞にも、テレワーク記事のオンパレードです。 コロナを機に企業の雇用政策が大きく変わろうとしています。 在宅勤務が定着すれば、それに連動して不動産業界も大きく変わらざるを得ません。 総じて言えば、都会のオフィス需要が減り、郊外の住宅需要が増えるという昼間人口の変化によるゼロサム社会です。 都会のオフィスビルの空室率が上がり(家賃相場が下がり)、郊外の住宅価格相場が上がるでしょう。 コロナ時代の一番「賢い働き方」は給料の高い都会の会社に所属し、物価が安い郊外(田舎)にテレワークしながら住むというパターンです。 これは世界的に見ても「先進国で働いて、後進国に住む」という従来からあったパターンと同じような考え方です。 いわゆる肉体労働系の「出稼ぎ」ですが、国内でのそういった賢いテレワークの働き方は、ネット社会のホワイトカラー(事務職)系「出稼ぎ」版と言えるでしょう。 逆に企業側から言えば、以前どこかで聞いた話ですが、アメリカのマクドナルドのドライブスルーで注文するとリアルタイムでIT技術によってインド在住のスタッフに繋がると・・・店内スタッフを雇うとアメリカ国内の雇用法に縛られ高コストになりますが、インドに外注すれば格段に安いという当たり前のことを世界では既に普及していたのです。 数年前にDELLのパソコンを購入してサポートに電話した時に、電話口にぎこちない日本語のフィリピン人の女性が出ましたが、おそらくフィリピン在住でDELLの世界各国からのサポートの対応をしているのでしょう。 インドとフィリピンは公用語が英語で賃金が安いので、マクドナルドやDELLといった世界的企業は早い時期から社内の世界的なテレワーク構築化が進んでいたのです。 30年くらい前の親戚の法事で、超有名メーカー半導体事業部の課長だった親戚の人からの「日本はITで遅れているんや・・・」という話に耳を疑いましたが、本当だったんですねェ・・・(驚)。 まぁしかし、もうこれからはわざわざ無理して会社近くの分譲価格(家賃)の高い家に住む必要が無いのです。 平たく言えば、これからは最先端の年収の高い仕事を、田舎で伸び伸びとプライベートを充実させながらテレワーク出来る素晴らしい時代がやって来たと言えるでしょう。 正にコロナで、「災い転じて福となす」です。 実は私は3年前から1か月のハワイ・ロングステイでモバイルWiFiと小型PCとスマホを持ち込み、毎日1時間ほどビーチやコンドやショッピング中にテレワークしていましたが、イロイロ工夫しながら従来の日本での売上の90%くらいはキープ出来ていました。 テレワークが日本で騒がれる前から、実はテレワークをやっていたのです・・・(笑)。 自分自身テレワークをやっている意識は全くなく(そんな言葉も知らなかった)、ただ「ハワイにいる間も、何とか仕事ができないか?」と5年くらい前から必死に模索していた結果です。 私が別に日本に居なくても、仕事が成り立つ仕組みを考えていたのです・・・ まさか世界を代表するリゾート地「ハワイ」で、仕事(テレワーク)を出来るなんて夢にも思いませんでした・・・(涙)。 とにかく自分のヤリタイ事を世間の常識や情報に囚われず考え続けていけば、きっと解決策が見つかるはずです。 日本との19時間の時差だけ厄介ですが・・・(笑)。 ハワイで知り合ったアメリカ人は、世界中アチコチを年じゅう夫婦で旅行しながら、パソコン1台でネット販売しているライフスタイルに驚きました。 固定観念に囚われがちな税金や住居や国籍をグローバルな視点で考えながら、ビジネスとプライベートを上手く両立しながら自らの人生をエンジョイする姿に感化されました。 こういう日本ではお目に掛かれないライフスタイルを見せつけられると、「人生とはいったい何なんだ・・・?」という人生の本質を再考させられます。 イタリアやスペインやポルトガルを旅行した時にも思いましたが、「せっかく生まれて来たのだから、仕事も遊びも楽しまなくては・・・」と。 仕事は本質的に苦しいモノですが、仕事が楽しいと感じ始めたのは苦しい織物時代を乗り越えてトランクルームに転業した後の50過ぎてからですが・・・(笑)。 まぁ日本に目を転じても、関西なら南紀白浜や沖縄といったリゾート地で仕事ができる素晴らしい時代になったのです。 「仕事は仕事、遊びは遊び」と従来の完全に分けていた考え方から、これからは仕事も遊びもごちゃ混ぜにする「新しいボーダレスなライフスタイル」がテレワーク定着によって増えてくると思います。 今年から日本でも本格的にサービスが開始する5G(第5世代移動通信システム)の普及によって、ますます企業のテレワーク化が加速するでしょう。 事業用不動産仲介でもオファーが結構あった学習塾業界にもオンライン授業化という大きな変化がし始め、これまでのようなビルのワンフロアや1室を借りるというオファーが減少するでしょう。 単に住宅事情が激変するというのではなく、今回のコロナではビジネス面でも大きな変化が見られる事に我々は経営者は注視しなければなりません。 アットホームで新築一戸建て(4LDK~5DK)の分譲価格相場を調べると 東京都(港区) 3億2000万円 東京都(世田谷区) 9000万円 東京都(中野区) 7000万円 東京都(葛飾区) 4000万円 大阪市(都島区) 4300万円 大阪市(阿倍野区) 4300万円 大阪市(平野区) 3400万円 大阪府(豊中市) 4200万円 大阪府(泉佐野市) 2600万円 となり、東京都港区の100%テレワーク可能な給料の高い会社に雇ってもらい、関空がある大阪府泉佐野市で住めば、相当コストパフォーマンスの高い人生が送れますし、不必要で高額な長期住宅ローンに一生縛られなくなります。 この差はとてつもなくデカいです。 何かあれば飛行機で1時間で羽田まで飛べますし、泉佐野は貝塚に隣接していますので海もあり山もある瀬戸内式気候の温暖で過ごしやすいところだったのです。 人生の選択肢が増えるという意味で、従来の東京23区のテレワーク不可の大企業で住宅環境を縛られた人生より、給料が安くてもテレワーク可能な会社に所属して、白浜温泉に住んだ方がヨッポド豊かな人生を送れるでしょう。 現にIT企業が南紀白浜温泉近くに会社ごと移転し、ノンビリと仕事をしているのがまだコロナウイルスがない昨年にマスコミで話題になりました。 日本全体で言えば東京一極集中が緩和され、地方に人口が散らばるという素晴らしい現象が起こりそうです。 この住宅事情の激変が、今後あらゆるところに影響を及ぼすでしょう。 逆に言えば、この変化を予測して、それを上手にビジネスに結び付けたり、引っ越しをした人が勝ち組になる事でしょう。 そして今回のコロナのついでに、以前から日本の大きな問題の一つになっている「男女格差」を是正し、有能な女性の活躍の場を広げれば日本は素晴らしい国に激変すると思います。 何も男女比を逆転せよと言っている訳でななく、フィフティフィフティ(50:50)対等なチャンスを与えれば十分だと思います。 国会議員で言えば、今の政治を「家業」とする2世3世議員ばかりの「お坊ちゃん(世襲)議員」を全廃し、本当に国政をやる気のある政治家を男女比率50:50にして定年制を設け国会議員を選出すれば、日本は本当にイイ国に生まれ変わると思います(ついでに地方議員も)。 民間企業でも社会経験の無い二世がいきなり世襲すれば、経営が傾く事はよくある事ですから。 やっぱり、社会経験を積んで一般市民感覚を味わなければ、何もワカリマセン。 とにかくボンボンと老人を排除し、有能な女性に活躍の場を与えるのです。 しかし自らの首を絞めるそんな法律を彼らは絶対作るはずはありませんので、我々日本国民が出来る唯一の事は、彼ら2世3世議員や老人を選挙で選ばない事しかありません。 政治家を支えるキャリア官僚も東大法学部卒だけでなく、これからの「答えが無い時代」には出身大学や学部の分散化や社会人の採用でユニークでバラエティに富む人材を集めるのが急務だと思いますねェ・・・ 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.06.11 06:39:33
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