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カテゴリ:音楽スタジオ(スタジオ0724)
弊社リハーサル音楽スタジオ「スタジオ0724」(貝塚市名越661 072-446-0798 トランクルーム貝塚「別館」1階)では、今回AB両スタジオのドラムセットに「スプラッシュ・シンバル」を導入しました。
PAISTE ( パイステ )社製の「PST 7 SPLASH 10"」です。 シンバルの音は個人的にはジルジャンが1番好きなのですが、耐久性やコストやビジネス的な事も考慮し、ケースバイケースでジルジャンやセイビアンにしたり、今回のパイステにしたりとか3つの世界的に有名シンバルブランドを使い分けています。 ドラムセット本体はパール、ヘッドはREMO、スネアドラムはラディックとメーカーを決めていますが、よく壊れる消耗品のシンバルだけは3つのブランドを使い分けているのです。 今回のサイズ小さめのスプラッシュ・シンバルは別になくても良さそうなオプションパーツで常設されていないスタジオが殆どですが、敢えて導入する事によって他社との「チョットした差別化」です。 なくても良さそう・・・というのがポイントで、90%のドラマーにとってスプラッシュは関係ありませんが、10%のドラマーは「おゥ!」と言うのです(笑)。 マストアイテム的な定番機材をキッチリ抑えるのは当たり前の事ですが、余裕を持って非定番にも目を配るのが生き残りの絶対条件です。 大資本の企業なら高額な楽器機材をドンと購入できますが、我々零細企業は耐久性と音質とコストを睨みながら少しづつ購入する「チョットした差別化」の積み重ねで勝負です。 決して好みだけ楽器機材を購入すれば、失敗するのは目に見えます。 「景気の悪い時こそ、設備投資を!」というのは織物時代に学びました。 これから本格的に始まろうとするコロナ不況に打ち勝とうと、先日のコンガや今回のスプラッシュ・シンバル導入に踏み切ったのです。 1985年のプラザ合意の円高不況時に織物ビジネスが苦境に陥り、翌1986年にそれまでの古い設備(シャットル織機)から当時最新鋭のエアージェット織機に社運を懸け新工場に建て替えて設備更新する事を決断し、翌1987年に導入しました。 バブル前年に導入しましたので、投資金額がその後の物価が高騰したバブル期よりも約30%抑えられ、零細企業にとって億単位の設備投資でしたので大きなコスト競争力になりました。 そんな経験から「投資するなら不景気時」と・・・身に染みているのです。 株トレーダーなら「安く買い、高く売る」でタイミングは素人にとって非常に難しいですが、メーカーの設備投資は「不景気時に買う」ですから、まだタイミングは分かりやすかったのです。 という事で、スプラッシュ・シンバル導入で、それを目指して客がドッと押し寄せるかなんて全く期待していませんが、5年10年掛けて「そう言えば、あそこのスタジオにスプラッシュ常設してたなぁ・・・」とかで客がジワジワ吸い寄せられるようなスタジオを目指したいと思います。 そして今日の日経新聞にも掲載されていましたが、海外の企業に比べて日本企業の特に中小企業の問題点がBS(貸借対照表)の中の「無形資産の少なさ」です。 これまでの日本企業は今回のようなスプラッシュ・シンバルのような「有形資産」で勝負してきましたが、これからは我々中小企業も含めてソフトで勝負しないと生き残れない・・・と。 この言葉・・・非常に的を得ていて、イタイです(笑)。 本質的な問題を避けて、他社にないモノをチョロッと導入しているだけでお茶を濁そうとしているようで・・・ そんな事くらい、金を出せば誰でも出来る事ですから。 だから本質的な差別化が出来ていないので、いつまで経っても儲けられないのです。 いくらスタジオが半分趣味と言っても、それなりに儲けられないようでは経営能力の無さを証明しているようなモノです。 それではダメなんですねェ。 反省・・・ 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.06.17 04:30:54
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