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カテゴリ:書評
最近話題の本だという事と、以前からオモシロい人だなぁと思っていたAPU学長の出口治明さんの「還暦からの底力」を読んでみました。
副題が「人生の楽しみは喜怒哀楽の総量で決まる!」とあります。 確かに、そうでしょう。 中身を見ると ・「何歳まで働くのか」を考えても意味がない ・「敬老の日」を廃止せよ ・「適用拡大」で「貧困老人」の発生を防ぐ ・グーグルやアマゾンを生み出せない日本の教育 ・「変態オタク系」が育つ教育を ・人間性に反した転勤命令を平気で下す日本の企業 ・人生で大切なのは好きな事をする時間 ・「仕事が生きがい」という考え方が自分をなくす ・「老後の孤独」の本質は歪んだ労働慣行にある ・「クオータ制」で女性の地位を引き上げよ ・教養は「おいしい人生」を楽しむためにある ・ダイバーシティで栄えた国、逆の政策で没落した国 ・実は一致している米中の利害 ・男女差別が日本を衰退させている ・精神論を排除し数字・ファクト・ロジックで語る といった点が気になりました。 還暦からの底力と言っても、60歳になってから準備していたのでは遅く、出来れば20年前の40歳から、遅くとも10年前の50歳から準備をしておかないと「底力」を発揮できないと思います。 底力というのは先ず自力で収入を確保できる能力を身につける事で、あとはプライベートの趣味の充実で、収入と趣味で人生の後半をよりハッピーに過ごせるようにする事だと思います。 しかし、その底力が60歳から死ぬまで(平均寿命の80代まで)20年以上持続できると考えれば、早くから準備するに値すると思います。 一般サラリーマンなら、これまで60歳定年まで無事終える事が人生最大の目標となっていた訳ですが、これから本格的に始まろうとする世界的なコロナ不況を勝ち抜くには、これまで以上の周到な準備が必要なのは言う間でもありません。 60歳をゴールではなく、「単なる通過点」と捉えるべきでしょう。 年金だけに頼らない人生設計を、事前に組み立てるべきですねェ・・・ その為の「力配分」を考えて、走らなければならないのです。 力配分とは、体力や気力は年を取ると落ちてきますが、経験は積み重ねられるという将来想定される事実です。 「今」この時こそが、人生で一番若い・・・「若さは永遠ではない」という紛れもない事実を直視するしかありません。 私は還暦の11年前の49歳の時に家業の織物業からトランクルームに全面転換(廃業&転業)した事が、今思えば「老後の準備」だったのかと思いますが、当時はそんな気はサラサラなく、ただただ祖父の代から60年近く続いてきた家業を早くやめたい一心でした・・・(笑)。 早くやめたい一心というのは、長年の過酷な肉体労働の織物業でヘルニアで腰痛だったり、好きな音楽がまともに聴けない難聴だったりと・・・このままでは60歳以降の織物はムリだと感じていたからです。 そして「まだ40代のうちに転業しよう!」と14年前のオジサンで決断し、今もう63歳の立派なジイサンになってしまいました・・・(笑)。 娘3人は独身でしたが、今は3人とも結婚独立し、孫4人(年内にもう一人)も年上の孫は来年もう小学生です・・・(驚)。 人生は過ぎ去るのは早いです・・・アっ!という間の14年間でした。 しかし、準備と言っても40代50代の働き盛りにとって、そんな事を考える余裕がないのも確かですが・・・ 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.06.22 17:52:49
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