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カテゴリ:中小企業の生きる道
本日の日経新聞トップに「世界の稼ぎ頭 激変」とデカデカと掲載されていました。
前年同期比でIT企業が躍進し、重厚長大産業が下落しています。 ここ10年IT企業が急速に伸びてきましたが、コロナでもう完全に世代交代した感があります。 振り返って我々中小零細企業は、どうしたらコロナ不況下で生き残れるか・・・? 大手企業に比べ資本力もないし国からの援助もない中小零細企業に唯一残された道は、世の中のニーズに「変幻自在」に細かく対応するしかないと思います。 我々中小零細企業は潜在需要をチョット掘り起こすくらいはできるかも知れませんが、ブームを作るなんて出来ません。 まぁしかし、いくら対応すると言ってもコスト割れではナンセンスですから、コストと常に相談しながら(下げれるところは下げ)・・・ まぁ「変幻自在」とは現れたり消えたり変化したりが自由自在であるさまで、思いのままに変化するさま また、変わり身が早いさまにも用います。 織物時代の後半5年くらいは、取引商社からのオファーに対し「変幻自在」に多品種小ロット生産で対応してきましたが、これも限界がありました。 年355日24時間エンドレス稼働で月産20万mの織物工場の経営者が、朝5時から夜8時まで事務員を雇わず1人で営業、経理、早出の工員、全体の工場管理、受け渡しを熟してきましたが、もうそれは体力知力の限界ギリギリでした・・・(汗)。 廃業の主因はそういった経営体質では「もう無理!」という事で、余裕のあるうちに廃業決断したのです。 そういった過去の経験も踏まえて、これから何年続くか分からない「ウイズコロナ」で生き残るのはコスト割れしないギリギリの「変幻自在」な経営しかないと思います。 織物時代は体力がメインでしたが、幸い転業してからの今の5つの仕事(トランクルーム、音楽スタジオ、卓球場、テレワーク&自習室、不動産仲介業)は「脳ミソの勝負」です。 平たく言えば、脳ミソをムチャクチャ柔らかくして仕事をできるか否かが勝負でしょう・・・ その為には、異分野の5つの仕事のお客さんと出来るだけ喋り、新聞(日経、読売)を毎日丹念に読み、月2冊の新刊ビジネス書の読書、ネットサーフィン(東洋経済、不景気.comなど経済関連)・・・これを1年365日毎日続けるのです。 これで多少は柔らかくなったかも・・・(笑)。 経営者にとって絶対必要な、脳ミソを柔らかくし決して偏った考え方にならない「常にノーマルでクールな視点」を維持したいと思います。 大事な事は家族とファミリーが第一であり時間に限りがありますので、ネットのフェイクニュースや世間の噂に振り回されず、自分独自の価値観とポリシーでしっかり足元を見つめて着実に歩く事だと思います。 60オーバーともなると体力知力とも若い頃に比べ格段に衰えますので、現役でビジネスを続けるには物理的な時間しかありません。 残念ながら、何をするにしても時間が掛かるようになり、新しい事にチャレンジするにもチョットした気合も必要になりました・・・(笑)。 そして現実的に使える時間を捻りだすために、数年前に付き合いや日常行動を見直しました。 ジムや商工会議所や経済クラブを退会したのも、そういった理由だったのです。 要するに、すべてトレードオフの関係です。 何が本当に大事か?・・・・この取捨選択の決断をしなければ、いくら時間があっても足りません。 これを真摯に考え抜くのです。 弊社は14年前に60年近く続いた泉州の地場産業だった綿織物業から完全撤退し、全く異業種のトランクルーム業に転業した訳ですが、大阪最大級の171室もありますので100%埋まらず、数年前から空室対策として「音楽スタジオ」「卓球場」「テレワーク&自習室」をトランクルーム内で展開してきました。 特に卓球場とテレワーク&自習室は、その時のマーケットの需要に応じて文字通り「変幻自在」に増やしたり減らしたりしているのでした。 という事で、75年前に戦争で大敗し資源が何もない島国の日本で、長らく「日本の4番バッター」であったトヨタの米ドル換算の純利益の世界順位が急落した事実は一体何を示すのでしょうか・・・? 我々中小零細企業経営者は国をどうすることも出来ませんので、この事実を「遡って」経営戦略をもう一度練り直さなければなりません。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.09.10 04:33:57
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