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カテゴリ:中小企業の生きる道
ウイズコロナのキーワードは「ディスタンス(距離)」と言われますが、不動産仲介業以外の弊社4つのビジネス(トランクルーム、音楽スタジオ、卓球場、テレワーク&自習室)はソーシャルディスタンスを保っています。
何故なら ・完全個室 ・会員制 ・予約制 という3つのシステムだからです。 この3つで、基本的にお客さん同士会う事は非常に少ないです。 予約の時点で、弊社側で「時間差」をつけるように予約コントロールしているのです。 コロナ前は連続予約でしたが、今のウイズコロナでは「予約の間を1時間空ける」ようにしています。 予約間を1時間空ける事によって1日の予約可能トータル時間が減り、それだけ収益が減る訳ですが、他の業界(映画館、飛行機、ライブハウス)も同じような対策を取られていますので、残念ながら仕方がないですね・・・(涙)。 しかしこれで他のお客さんと会う事が殆ど無くなり、コロナ感染防止という意味である程度効果が期待できると思います。 こういうウイズコロナの状態が少なくともあと1年、ひょっとするとこのまま10年続くかもしれません。 私は完全に収束するまで「5年は続く」と見ています。 なので、できる限り予約可能時間を増やすためにキャパを広げるしかないという考えから、現在のリハスタ2室(22畳、8畳)から来年2021年2月に第3スタジオ(Cスタジオ)を増設して3室にする予定です。 要はベビー服チェーンの西松屋のような「ガラガラ経営」を目指しています。 やみくもに売り上げを追うのではなく、3室に増やして2室と同じくらいの売上で上等・・・という開き直った経営スタイルです。 3室に増やしても、従来通り私1人で5つのビジネスを運営管理していきますので(9月から後継者の娘が参加)、固定費はそのままでソーシャルディスタンスを保てます。 まぁしかし、ある意味泉州エリアにおいて、リハーサル音楽スタジオでビジネス的に勝負を掛けた計画です。 1室、2室と会員数に応じて過去4年間ボチボチ増やしてきた訳ですが、2室程度ではボリューム的に「音楽スタジオをやってます」なんて、胸を張って言えないのです。 やはり、3室以上にしないと・・・とずっと考えていたのです。 22畳+8畳+12畳の3室で、広さ的には堺市を除く泉州エリアで最大の音楽スタジオと言えます。 コロナの期間中は3室で2室の売上でジッと我慢し、コロナが収束すれば予約時間をコロナ前に戻して売上げ急回復・・・という楽観的なシナリオを描いています・・・(笑)。 やはり、経営者は自分なりに「先の先」を読んでイロンナ手を打っていかないと、ビジネスの流れに乗っていけませんから。 イロンナ手を打っても100%成功する事はあり得ませんから、そのうち10%でも上手くいけばしめたものです。 「数打ちゃ当たる」ではありませんが、常日頃ブログやSNSで新しい情報や考えを発信し、5つのリアルビジネスでドンドン新しいアイデアや企画を考え実践する・・・コレの繰り返しです。 学校の勉強は覚えてナンボだったり既に決まっている正解に対して如何に早く正確に解くかで最終ランキングが決定されるだけで命は取られませんが、実際のビジネスの現場では最終的に多くは成功か失敗かの2択の死活問題で「正解がない問題を解いていく・・・」という学校教育とは真逆のセンスが問われます。 織物時代は発注元の商社から賃織り(委託生産)で、こちらから一切発信する事はありませんでしたが、受注したら工場現場で毎日アレコレ新しいカイゼン方法を考え実践していたところが仕事スタンスとしてよく似ています。 製造業からサービス業に転業しても、仕事の基本はやっぱり変わらないなぁ・・・と感じます。 まぁしかし本来計画は隠密で進めるモノですが、音楽スタジオに関してはオープン前からずっと「やるぞ、やるぞ・・・」とブログで告知していましたが、誰も他に新規参入しようとする勇気のある人は現れませんでした。 それだけ音楽スタジオは防音や防振といった工事が難しく、ミュージシャン相手のビジネスなので上下が激しい水商売的な部分もあり、利用料金の割に設備資金が掛かりすぎるという点で参入障壁が高いのです。 何千万円も掛けて防音工事をしても、近所から騒音の苦情でスタジオ閉店という実際の話も聞きますが、長年24時間操業の織物業を営んできた私にすれば至極当たり前の話です。 どんな商売でもボリュームがあって儲かるとなれば、大手企業が直ぐに参入してそのマーケットを抑えますが、リハスタに関してはそういった動きはありませんし今後もないでしょう。 という事で、14年前に60年近く続いていた家業の泉州の地場産業であった綿織物製造業を廃業する事になり、その「2棟の織物工場を何か活かせる方法はないか?」と考えに考えた結果、トランクルームに転業した訳ですが、その祭部屋と部屋の間を仕切る壁の高さで、多くの同業者は防犯面を考え天井と壁の間に「隙間」を設けていましたが、弊社トランクルームは敢えて天井まで壁を立ち上げる事によってプライベートを重視した「完全個室」にしました。 壁の材料代が多少高くつきましたが、それ以上に用途が広がりました。 これによって、トランクルームの部屋に机と椅子と照明を置きコンセントを設置して用途変更で「テレワーク&自習室」に出来たのです。 たかが20㎝(隙間)、されど20cmだったのです・・・(汗)。 余談ですが、トランクルーム別館は築70年のノコギリ屋根の元織物工場ですが、建物の高さが他社より1m高かったために、2階にもトランクルームの部屋を作れたのです。 今より建物高が1m低ければ人間が通路を屈まないと歩けませんでしたので、2階にトランクルームの部屋が作れなかったのです。 たかが1m、されど1mです。 材料代や施工費が高くついたと思いますが、子孫に大きな財産を残してくれた事は感謝しなければいけません・・・(涙)。 何故、天井高が1mも高かったのか建物を建てた祖父から事情を聞いていませんが、おそらく東から太陽光を少しでも受け、蛍光灯の電気代を節約したかったのかと想像します・・・ 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.11.28 16:03:08
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