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カテゴリ:中小企業の生きる道
近年ゲームセンターが続々閉店している原因の一つに「“マニア化”が進んで、新規ユーザーには敷居が高くなった」というの記事を見ました。
スポーツやレジャーはしょせん娯楽なので、波がつきものです。 波がつきもののマーケットで、マニア化が進みボトムを支える新規ユーザーが増えなければ、結局そのマーケット自体が縮小してしまうのは誰でも分かります。 マニアの要望に応えるために常に技術革新しながらも、新規ユーザーを取り込む努力をしなければならないのです。 私の40年以上やってきたウインドサーフィンにも同じ事が言え、サーフィンはボード1枚ですが、ウインドサーフィンはサーフィンと言うより運動理論的にヨットに近く、ボードに360度回るリグ部(セイル、マスト、ブーム)がつく事によって単に水面を走るだけでなく(ヨットはマストが垂直に固定)、ジャンプしたりフリースタイルしたりとポテンシャルがサーフィンやヨットに比べ格段に高くなりました。 しかしその結果ブームは数年で終わり、残念ながらここ20数年くらい低迷し続けています。 主な原因はポテンシャルを追い求めすぎて、新規ユーザーをないがしろにした結果で、事実私の周りのウインド仲間の平均年齢が50代半ばから後半で私のような元気な60代がゴロゴロいるというのも将来を考えれば何か寂しい気がします。 私のホームポイントである関空前のマーブルビーチでは、もう何年も30代の若者?や女性サーファーを見た事がありません・・・(笑)。 中上級者が楽しむ強風下でのショートボードのポテンシャルを追求しすぎ、初心者が楽しめる中風域以下に使うダガーボードのついたロングボードの普及と開発を怠ったのです。 振り返って弊社「スタジオ0724」と「貝塚卓球センター」の2つのビジネスはマニア化せず、新規ユーザー開拓をメインにする「ボトム戦略」に徹しています。 具体的に言うと、高校軽音楽部とファミリーピンポンを主要顧客にしているのです。 バリバリのプロミュージシャンや世界ランカーの卓球選手を顧客として想定していません。 せいぜい普通のプロミュージシャンや全日本クラスの卓球選手です。 それでも弊社のスタジオや卓球場で十分練習できるはずです。 スタジオも卓球場もマスマーケットと言うよりニッチマーケットですが、そのニッチマーケットの中でも更に細分化されていますので、そのターゲットに応じたビジネスを展開しないと勝負に負けてしまいます。 という事で、40年前のウインドサーフィンの和歌山片男波であったローカルレースで(当時ウインドサーファー艇)、私が当時全日本クラスの関西チャンピョンの後ろを走っていた時に、彼のボードの風下を抑える足の親指(後方スターン側)にビックリしたのを思い出します。 足の親指一本で波と風の状況に応じてボードの傾き(ヒール)をコントロールして、ボードスピードを落とさなにようにしているのです。 これがこのレースでの彼の勝因でした。 当時そんなテクニックがあるなんて、誰も知りませんでしたし研究もしていませんでした。 彼の10m程度真後ろを走って、初めて気づいたのです。 彼も自分のセーリングテクニックをまさか私に盗まれているなんて、思いもよらなかったでしょう・・・(笑)。 このテクニックで「上り角度」が1度違えば、海上にある一辺のマーク間で相当差がつくのです。 マークをターゲットと見るなら、この1度の差を稼ぐのが正に足の親指の「頻繁なコントロール力」だったのです。 たかが1度、されど1度・・・たかが親指、されど親指だったのです。 「ボトム戦略」というターゲットを見失わず、それに向かって風上のマークに向かっていきたいと思います。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.03.14 16:48:19
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