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カテゴリ:音楽スタジオ(スタジオ0724)
弊社リハーサル音楽スタジオ「スタジオ0724」(貝塚市名越661 072-446-0798 トランクルーム貝塚「別館」1階)は、楽器機材のメンテナンスに1番力を入れています。
先日もドラムの16”クラッシュシンバルの割れを連続して発見して、織物時代から取引のある市内の鉄工所で修理(アールにカット)しています。 幸いどちらも5ミリ程度の割れで大事に至りませんでしたが、これが発見が遅れて10ミリになると取り返しがつきません・・・(汗)。 修理してもシンバルの音やサスティーンが大きく変わるのです。 ココです・・・ポイントは。 人間の身体と同じで、日頃からチェックする事によって大病に至る可能性が低く抑えられます。 まぁしかし、来日アーティストやプロミュージシャンが利用する東京23区の最高級の楽器機材を導入している高級スタジオと違って、弊社「スタジオ0724」の会員の99%がアマチュアミュージシャンですので、最高級ではなくソコソコ一流ブランドの楽器機材しか置けません。 顧客ターゲットが違えば、コスト計算も当然違います。 どんなビジネスもそうですが、この辺を間違えばスタジオ経営が成り立たないのです。 顧客ターゲットに沿った楽器機材を揃えて、後はそのパフォーマンスを最大限に活かす工夫をするのです。 具体的に何をするか・・・? それは楽器機材のメンテナンス・・・の一言に尽き、今回のシンバルの「割れ」の早期発見がナニより大事なのです。 これも織物時代に痛感しました。 不良品を出さないように、A反率を極力100%近くまで持っていくのがコツです。 しかし何でもかんでも無計画に品質アップではコスト(部品代)が掛かりすぎます。 当時の織物品質にはA反の中でも、A1、A2、A3というグレードがあり(A1は最高品質、A2は中グレード、A3はB反に近いギリギリA反でセーフ)、A1を目指すとコストが掛かりすぎますので、A2を目指すという具合です。 A1もA2もA3も同じ「A反」の範囲なので、同じ値段です。 ここにフォーカスを当てました。 私は織物会社の経営者でありながら現場技術者でしたので、変に技術者根性を出してA1を目指せば自己満足できますが経営者失格です。 修理部品代をコントロールして、A2(中グレード)を目指すのです。 そう・・・経営者と技術者の両立を目指したのです。 その部品代もケースバイケースで高い純正品を買わず、同等品質のある地元生産のワイヤーロープを使ったり、コンプリート部品を分解して地元の鉄工所でべアリング加工したり、地元の織機部品メーカーに協力して耐久性のある部品をテストしたり・・・1円でも購入コストを下げる努力をしました。 まぁスタジオ経営でも経営者でありながらドラマーですので、ブレーキとアクセルを上手に調整する必要があります。 要はバランスです。 バランスを上手く取る事によって、年間355日24時間エンドレス工場操業によって何とか利益の出るような会社を目指したのです。 しかしコストの大半を占める人件費と電気代が、当時日本の工員の人件費が中国の10~15倍で、電気代がグローバルスタンダードの2倍も掛かれば、月産20万mの半分くらいは輸出関係だったのを考えると、これはもう努力以前の問題だと判断して、手遅れにならないうちに・・・と考え廃業に踏み切りました。 結果・・・大正解でした。 廃業の2年後に世界的なリーマンショックで日本も大不況に陥りましたから・・・(汗)。 まぁそんな織物時代のカイゼンを含めた機械のメンテナンスに力を入れた事によって、2006年まで生き延びて倒産せずに何とか無事に廃業できたのです。 このように16年前にトランクルームに転業してから10年を経て、6年前に音楽スタジオも起業しましたが、私の経営に関する考え方は「機械(楽器機材)にもメンテナンスが必須」と変わっていません。 という事で、お客さんからドラムの不具合や故障を指摘される事もありますが、だいたい毎日スタジオを日替わりでドラム練習をしていますので、その時にドラムセット全体をチェックしているのですが、日本人の90%は右利きなのでどうしても利き手の右手で思いっきり叩く16”クラッシュシンバルはもう消耗品と割り切って、「少し斜めにセッティングして叩いてください」とか注意書きしていますが、なかなか無くならないというのがスタジオ経営者の永遠の悩みだったのです・・・ そう言えば、40数年前に「シンバル」というドラマーのマスターが経営していたジャズライブハウスが泉佐野市貝田にポツンとあり一時はよく通っていて、ある時オーダーした料理が遅いので厨房を覗くと、料理人も兼ねていたマスターが一生懸命ドラミングの基礎練習をやっているではありませんか・・・(笑)。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.04.13 05:49:17
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