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カテゴリ:中小企業の生きる道
ありそうでなかったシリーズ第78弾はニッチマーケットの「五刀流ビジネス」です。
弊社は5つのニッチマーケットで5つのビジネス(トランクルーム、音楽スタジオ、テレワーク室、卓球場、不動産仲介業)を、従業員を誰も雇わずにファミリービジネスとして小さくコンパクトに展開しています。 不動産仲介業だけは大阪府で1万社も同業者がいますが、他の4つのビジネスは競合が少ないニッチビジネスです。 不動産仲介業も私がトリプル資格(宅建士、FP、不動産コンサル)を持って貝塚市に限定し他社が手数料が安すぎて避けるガレージ(月極駐車場)も扱うといった仲介専業(売買、賃貸)に徹していますので、ニッチビジネスと言えるかと思います。 弊社のような零細企業は、大手が参入しているマスマーケットへの参入は最初から勝ち目はありませんので絶対避けるべきです。 ライバルが多い競争は絶対に避けなければなりません。 競争をしてはダメなのです。 陸上競技のライバルが多い華やかな100m走より、ライバルが少なくシンドク地味な800m走です。 ライバルが全くいないというのはあり得ませんので、できるだけ競争相手が少ないニッチマーケットしか零細企業にとって勝ち目はありませんし、他社が簡単に新規参入できるようなビジネスではダメなのです。 ココです・・・ポイントは。 そういう意味で、5つのビジネス(トランクルーム、音楽スタジオ、テレワーク室、卓球場、不動産仲介業)は新規参入がしにくいニッチビジネスと言えるかも知れません。 織物時代の20年間の後半は、他社ができないだろうと「多品種小ロット生産」で工場を年355日24時間エンドレス操業で月産20万mを生産してきましたが、日本の世界に比べて高い人件費と電気代の壁にぶつかって、どう足掻いても中国からの製品輸入や欧米や中近東向けの輸出関連では他国と対抗できませんでした。 別の視点から見れば、エンドユーザー相手ではなく、ファッションの単なるパーツ(染色前の布)という中間素材メーカーの悲哀と言えるかも・・・? 現在の自分の仕事を出来るだけ贔屓目なしに冷徹に分析し、ミクロは悲観的にマクロでは楽観的に見る事が必要か・・・と。 まぁ、万策尽きる・・・とは正にこの事で、この時の経験が私のビジネスの原点ですので、他のビジネスに転業した時に「まだまだヤリようがある(甘い?)・・・」と感じたのです。 先日テレビで漫才コンビのラランドのサーヤさんが五刀流(芸人、バンド活動、個人事務所社長、広告代理店社員、作家)で頑張っているというテレビ番組を見ましたが、やはり1本だけの仕事では心ともないのでリスクヘッジの意味で本業(安定収入)の広告代理店社員を死守しながらイロイロやっているのだ・・・とおっしゃっていたのに納得。 この考え方は職種に関係なく、社会人全般に通用する心理だと思います。 という事で、織物時代の経験が私の全てで、これ以上でも以下でもないというのが事実で、いつまでも「私の流儀」が通用するとはサラサラ思っていませんので、その時が来る一歩手前で「お父ちゃん、そろそろ引退したら・・・」と娘から言われたらスパッと辞めるつもりです・・・(汗)。 できれば、もう来年くらいに言って欲しいですねェ・・・(笑)。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.05.13 07:19:05
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