音楽スタジオの盲点はココだ！（WiFiの有無）

2023.06.29

７年間の音楽スタジオ経営を通じて、この間に何が驚異的に増えたかと言えばフェイスブック、ツイッター、インスタグラム、TikiTokといった「SNS（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）」です。

２２００人超のスタジオ会員さんの７０％が１０代２０代なので、この影響はモロに出ます。

つまり、スタジオ利用の際は殆んど１００％スマホで動画を撮影して、SNSで投稿されるのです。

こちらが何も要望していないのに、勝手に宣伝してくれるのです。

ココです・・・ポイントは。

そんな事が多いので、ドラム台のバックの壁にスタジオのフラッグを掲げる事によって、「スタジオ０７２４でやっているんだ・・・」と見る人に良く分かるような相乗効果を狙いました。

まぁそんなSNSの投稿が簡単に出来るためには、スタジオ内でWiFiが必須だったのです。

ただこのWiFi設置（導入）はスタジオ建築時に施工しないと音漏れの原因になります。

後で施工すると、スタジオ内の音が外に漏れる可能性があるのです。

やってみないと分からない・・・という防音工事のリスクを考えると、誰もが二の足を踏むのは仕方のない事です。

なので古いスタジオや公共スタジオには、WiFiが設置されていないのが殆どです。

ココが若者を対象にしたスタジオの最大の差別化と言えるかと思います。

そんな早くからWiFi導入をしたのは、８年前のバリ島旅行で現地の人達が１００％スマホでどこでもWiFiを使っている事に驚愕しました事にありました。

当時の日本のスマホ率は未だ７０％くらいで、インドネシアに負けていたのです。

これが世界事情だったのです。

当然日本のWiFi事情もお粗末で、翌年音楽スタジオを起業するにあたって、WiFiを導入するかどうか悩みましたが、前年のバリ島旅行が決定打で少し早いように思いましたが（日本では）、導入する事にしました。

バリ島旅行でのショックが功を奏した・・・のです。

という事で、「たまに外の世界を見る」というのは、時としてメチャクチャ大事で、旅行するのは日本だけとか、付き合いは同じ学校（中高大）や同級生だけとか、仕事関係は業界内（同業者）だけとか、本を一切読まないとか、趣味がないとか・・・小さな世界に閉じこもっていては、経営者として新しいアイデアが閃きにくいリスクがあります・・・（汗）。