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カテゴリ:音楽スタジオ(スタジオ0724)
何年か前に久しぶりに親から受け継いだ老舗の和菓子店を営む旧知の友人を訪ねると、ケーキ(洋菓子)を販売しているのに驚いた事があります。
和菓子店で洋菓子も販売・・・(驚)。 「なんでケーキ売ってんの?」と聞くと、「和菓子だけでは飽きられるから・・・」という答え。 「どうやってケーキの作り方覚えたん?」と聞くと「洋菓子の専門学校に行ったんや」と。 「美味しいの?」と聞くと「あまり自信ないなぁ・・・」という答えに吹き出しそうになりました・・・(笑)。 和菓子は自信あるけど、洋菓子はついでに買ってもらうだけ・・・という彼の強かな戦略を垣間見ました。 和菓子店という看板に固執せずに、ある意味プライド捨て「売れるんだったらケーキも売るで!」という彼の商魂に脱帽しました。 和菓子店で全く関係のない音楽CDを売るのはNGですが、同じスイーツというジャンルだったらOKでしょう・・・という彼の拡大解釈に驚きました。 拡大解釈・・・ポイントはココです。 これがずっと私の頭にありましたので、7年前にバンド専門スタジオ「スタジオ0724」をオープンしましたが、昨年から和太鼓を導入した一因だったのです。 バンドだけでは音楽愛好家100%満足させることが出来ず、拡大解釈してだんじり鳴物(和太鼓)も音楽愛好家のジャンルに含まれるので、和太鼓6台を導入したのです。 本業で儲けるのは1丁目1番地で1番大事ですが、拡大解釈して「おこぼれも拾う」戦略で売上の最大化を狙うのです。 商売は儲かってナンボの世界で、見栄を捨て貪欲にニーズを探る事によって倒産を防ぎ商いを少しでも長続きさせるのです。 見栄を張って武士は食わねど高楊枝・・・的な態度で何も新しい対策を打ち出せなければ、ジリ貧か倒産に追い込まれるだけです。 まぁしかしバンドスタジオに和太鼓という発想は、元はと言えば子供の頃からだんじり鳴物をやってきて、大学生の頃はドラムをやっていた・・・と自分の興味の赴くままに、自然と両方をやってきた経緯があったからです。 だんじりを曳かず、洋楽にも興味がなければ、和太鼓もドラムもスタジオ経営も何もなかったのです。 まぁ拡大解釈と言えば、30年くらい前の中国旅行を思い出します。 取引商社の中国の主要都市を回わる出張に「技術アドバイザー」という名目で同行していき、10日間くらいの日程で1日だけ済南省の青島(チンタオ)での休日での出来事です。 現地日本人駐在員の家族と一緒にタクシーを1日貸し切りで走っていたのですが、途中有名な魯迅の家あたりで公道にタクシーを駐車して歩ていると、近所の駐車場管理人が飛んできて真っ赤になって怒っているのです。 「ここは駐車違反だから料金を払え」とまるで警察のようにまくし立てるのです。 ウザいので料金を払いましたが、後で考えればこのオッサンは我々日本人を騙したのです。 警察の権限も無いのに、勝手に拡大解釈して「この辺はすべてワシのテリトリーだ」みたいな・・・今の中国と全く同じです。 当時の中国の織物工場の女工さんの給料は日本の20分の1くらいで、オッサンに支払った駐車料金も日本円で10円くらいだったので、こんなところでゴチャゴチャ揉めるのもイヤなので言われるまま簡単に払ってしまったのですが。 オッサン手製のウソの領収書をくれたのには呆れ果てました・・・(笑)。 この10日間の旅行でこの他にも中国人の実態をホンと沢山見てきて・・・「コレが生の中国か!」と本当に意義のある旅行でした・・・(驚)。 中国の織物工場の人件費の安さや規模をこの目で見てきた事が、その後に弊社が織物業を廃業した一因にもなったのです。 やっぱり、百聞は一見に如かず・・・です。 という事で、自分の脳ミソだけで新しいアイデアを生み出すには限界があり、こういった異業種の友達の仕事に対する真摯な姿を見るのも時には参考になるのです。 老若男女のイロンナ職種の友人を出来るだけ多く持つ・・・のも刺激になります。 人工的な○○会(クラブ)みたいな団体や異業種交流会に入っても損得勘定が根底にあるので関係性が薄くなりますので、自分のこれまでのヒストリーの中で自然な人間関係を重視しています。 極力避けたいのは同じ学校の同級生だけとか、同業種だけとか、勤務先の会社関係だけとか、町内だけとかいう狭いネットワークに固執する事です・・・(汗)。 そういう意味で49歳で織物業からトランクルームに転業し、その後宅建を取って不動産仲介業も始める事によって新しい仕事仲間ができ、また時間的な余裕ができた事によって損得勘定のない空手やウインドサーフィンやジム、59歳から始めた趣味性の強い音楽スタジオ経営によって更にまた新しい音楽関係の人間関係やネットワークがドンドン広がっていった事で人生の充実感を味わっています。 複数の趣味を持ち多様な仕事をする事によって、それらでプライベートだけでなく仕事にもシナジー効果を期待できるのです。 もうココまで来ると、仕事かプライベートか?・・・ボーダーレスの世界に足を踏み入れます(笑)。 そしてスタジオ経営で和太鼓とバンドの和洋折衷でバランスを必死に取り、「金儲けだけではダメだ!」と数年前からスタジオを無料で開放しボランティアで空手を教える(一緒に汗を流す)事で自分なりに必死にバランスを取っているのか・・・(汗)。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.07.18 05:54:13
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