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     トランクルーム貝塚のオヤジ奮戦記

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2023.07.28
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昨年から「スタジオ0724」で始めた「だんじり鳴物(和太鼓)」が、岸和田祭り本番を2カ月前に控えて活況を呈しています。

昨年の導入時は考えられなかった事です。

導入当初は「だんじり鳴物だけでは集客はできないだろう」と考え、だんじり鳴物の大太鼓(2尺2寸)と小太鼓(1尺)に加え一般的な中太鼓(1尺6寸)4台も導入しましたが、このままでは中太鼓4台は不要だったかも・・・?

しかし和太鼓ビジネスを「だんじり鳴物」と限定すれば、泉州の秋のだんじり祭前のシーズンしか活況を呈しませんが、やはりビジネスとして考えれば年間を通じて平均的な売上がないとダメなので、やはり一般和太鼓の1尺6寸を含めた6台が必要だったのです。

だんじり鳴物だけなら2台だけで済みますが、将来もっと伸びるであろう和太鼓ビジネスを考えれば、それは偏り過ぎた考えでどうしても6台が必要だったのです。

自分がいくらだんじり鳴物(祭り)が好きでも、好きとビジネスは違うのです。

この辺の公私混同は絶対NGです。

今から40年くらい前の日本でウインドサーフィンの大ブームが起こり、専門ショップだけでなくダイエー系の久米田のトポスや神戸のバンドールでもウインドサーフィンが販売されていたくらい、異常な盛り上がりを見せていました。

量販店が門外漢のウインドサーフィンを販売する・・・なんて、どう考えてもオカシイでしょう。

小売業は売れれば何でもイイと言うのではなく、修理やノウハウやビーチでの安全指導などのアフターサービスを伴うウインドサーフィンという特殊性を見抜けなかったのか・・・?

だからその後、ダイエーは見る影もなく衰退してしまったのでしょう。

当然、ウインドの流行前から始めていた私の周りの友人や知人の多くがショップ経営に乗り出しましたが、殆んどが失敗に終わりました。

いくらウインドサーフィンが好きでも、それをビジネスにしたら目の前が眩んでしまうのです。

普通に考えれば、ウインドの愛好者の多くは夏しかしません。

非常にシーズン性の強いビジネスで、如何にシーズンオフの冬を乗り切るかが勝負ですが、そんな事も考えないままショップ経営をしてしまう・・・というパターンです。

私の知人でこの落とし穴に嵌らなかった人は、本業が別にあり副業としてウインドサーフィンに関わっていたため怪我が少なくて済み、もう1人はウインドブームが去る前にすべてを売却してサッと撤退した方です。

この2人を見ていると、「いくら好きでも、絶対にのめり込まない」という冷静な判断が如何に重要か・・・と言う事です。

経営者は常に冷静でないと・・・醒めた目を持たないとダメなのです。

私も当時二色浜海浜緑地でウインドサーフィンを預かる「艇庫」ビジネスをしようとイロイロと画策しましたが、大手不動産開発会社が動いているという情報をキャッチして直ぐに諦めた経緯がありましたが、そのまま突き進んでいたら倒産していたでしょう・・・(汗)。

まぁしかし、泉州にはだんじりの数だけ何百台も大太鼓と小太鼓がある訳ですが、それは町(自治体)所有の住民の共有財産であって、個人が勝手にビジネスにする事(他人に貸して金を取る)は犯罪行為です。

泉州には何百台もの和太鼓がありますが、せいぜい祭の1か月くらいしか使われず、あとの11カ月は何も使われずに放置されているのです。

ここにスポットを当て、和太鼓6台を自社の法人名義で購入し、防音対策をした自社のスタジオで年がら年中「だんじり鳴物(和太鼓)」の練習ができるというビジネスを展開するなんて事は、他の誰にでもマネする事は出来ない・・・と判断し、この新しいビジネスに新規参入したのです。

平たく言えば、和太鼓6台とスタジオの両方を所有している人は、私以外に誰もいないだろうというある種の安心感です(誰も新規参入して来ないだろう)。


泉州はだんじり祭りの本場なので誰でも考えそうですが、実際は誰も考えつかなくて、もし考えたとしても誰もそれを実行(スタジオを構えて和太鼓レンタル)できない・・・ところに商機があると思いたいです。

あとは大太鼓の革が破れれば一巻の終わりですから(片面の張替え代が20万円)、そうならないように祈るばかりです・・・(汗)。

という事で、スタジオ0724で和太鼓6台を常設していますので、年中いつでも和太鼓を叩ける・・・という「だんじり鳴物(和太鼓)」の練習場の聖地にしたいと考えています。

年がら年中いつでも・・・という考え方は、元はと言えば稼働率と歩留まりを追求してきた年355日24時間エンドレス操業だった織物業に起因しており、「機械を購入した限りは、動かさないと(収益を上げないと)勿体ない」という考えが根底にあったのです。

なので、一般的に車は90%駐車場に止まって見栄の対象?となっていますが(10%しか稼働していない)、弊社の軽トラックはお客さんに1時間1000円で貸す「レンタカー」でもあり、私が極力乗って目立つところに止める「宣伝カー」も兼ね、少しでも売り上げに貢献できるようなシステムにしています。

商売をするのに見栄を張っている場合ではない・・・のです(汗)。














「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798  mail: info@sasatani.com
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Last updated  2023.07.29 05:13:43
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