|
カテゴリ:だんじり鳴物(和太鼓)
とにかく「だんじり鳴物(和太鼓)」の大太鼓の音は恐ろしく爆音です。
実際のだんじりの大太鼓の下には床がなく、爆音がストレートに道路に伝わり音と振動が一気に2,3km先まで伝わります。 この恐ろしいまでの爆音を一切外部に漏らさずに、弊社リハーサル音楽スタジオ「スタジオ0724」のAスタジオの22畳に閉じ込めている(抑えている)のです・・・(汗)。 素晴らしくないですか?・・・この技術(笑)。 22畳という大阪最大級のリハーサルスタジオというのがポイントで、半分の10畳程度の広さでは、とても煩くて大太鼓を叩けません。 22畳という大阪最大級の完全防音の大空間(音楽スタジオ)でだんじり鳴物(和太鼓)を叩く事を可能にした事によってビジネスとして成り立たせたのです。 だんじり小屋は初めから外部への音漏れを何も考えずに(防音と防振対策をせずに)建てていますので、そりゃドンドン叩けばドンドン低周波振動が周辺にワ~と広がって騒音問題になるのは当たり前です。 もしだんじり小屋を完全に防音と防振工事をすれば、小屋自体の大きさが30%くらい大きくなり(空間を作るために)、建築費予算が2,3倍になるかも知れません。 そうなればだんじり小屋で思う存分叩けますが、果たして誰がするでしょうか・・・? だから防音と防振対策を万全にした弊社「スタジオ0724」のような爆音を気にせずに「スタジオで思いっきり和太鼓を叩く」ビジネスが成り立っているのです。 もちろんバンドスタジオをするために防音と防振工事に相当な工事資金が掛かったのは言うまでもありませんが、それがバンドだけでなく地元のだんじり鳴物の練習にも役立っているなんて嬉しく思います。 自分が1から考えた事がビジネスになり、それが世の中に役立つなんて・・・正に経営者冥利に尽きます。 織物業時代は取引先の繊維商社や紡績から渡された製織指図書に従って、A反(合格品)100%を目指して単純に織るという、こちらから一切何の提案もせずに完全に受け身のスタンス(委託生産=賃織り)でしたが、今は180度違うビジネススタンスでないとヤッテいけません。 まぁしかし、これまでは「祭りだから・・・」という理由で周辺の地元住民に騒音の理解を求めていましたが、今はイロンナところからだんじり小屋周辺に引っ越ししてきますので、新しい住民がすべて100%祭り好きとは限らないのです。 昔から住んでいる地元住民でも、あからさまに反対する人もいますから・・・ ココに大きな問題が横たわっていて、私はソコに目を付けて、バンドスタジオでありながら常識を破って昨年和太鼓6台を導入したのです。 まぁエレキギターはアンプで音量調整できますが、ドラムや和太鼓といった打楽器はできないのです。 まず打楽器ありき・・・で、そこからスペース的にどうかと考えなくては。 或いは、弊社のようにスペースに合った楽器をそろえるか・・・? 実はドラムは演奏するジャンルによって、バスドラムやタムの口径が違います。 ジャズの演奏でヘビメタ仕様の大口径のバスドラムでは音が出すぎ、逆にヘビメタの演奏ではジャズ仕様の小口径のバスドラムでは音量不足です。 だんじりの大太鼓も、最近新調だんじりの大型化(高さ3.8m、長さ4.2m)で四本柱の間隔が広くなり2尺5寸のという大きな大太鼓が入るようになり、それに準じて1尺2寸の小太鼓、1尺の鉦・・・と鳴物自体の音量がこれまで以上に大きくなりました。 だんじりの大型化で大太鼓も大きくなり、太鼓の音も大きさに比例して大きくなる。 これが逆に騒音問題を引き起こす原因にもなっているのです。 難しいですねェ・・・ という事で、弊社スタジオは22畳のAスタジオの空間に2尺2寸の大太鼓、1尺の小太鼓、8寸の鉦・・・この一昔前の今より一回り小さいだんじりの寸法(高さ3.6m、長さ3.8m)と同じくらいの3点セットの絶妙なバランスで、だんじり祭の本番に近い練習にベストな音響が出来上がったのです。 そしてごく最近では、下のYouTubeのような180cm80㎏以上の体格の大太鼓奏者が思いっきり叩いてもフローリング(床)が壊れないように、新たな大太鼓の特殊台を制作したのです・・・(汗)。 とにかく厳しい限界ギリギリの条件下でも、お客さんがだんじり鳴物の練習で満足してもらい、弊社スタジオが壊れないように、そして周辺に爆音が漏れないように・・・3つとも両立できるように必死のパッチだったのです(汗)。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.09.14 15:45:39
コメント(0) | コメントを書く
[だんじり鳴物(和太鼓)] カテゴリの最新記事
|