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カテゴリ:中小企業の生きる道
私は毎日出社していますが、弊社「トランクルーム貝塚」の2棟にはオートロック、防犯WEBカメラ18台、WEBドアホン2台を設置しています。
集客はほぼ100%ネットからで、予約はすべてLINEで、出入りはすべてセルフサービスです。 契約(会員登録)の時だけ対面です。 という事は、普段はほとんどお客さん(会員さん)とは会いません。 それで十分ラクにやっていけてます。 詳しくはその中にノウハウがあり、当たり前の事ですが一般公開する事はありません。 つまりトランクルーム2棟は管理人が駐在する有人管理ですが、お客さんとは余り会わないという事なんです。 まぁこういった最新テクノロジーを駆使して、大阪最大級171室のトランクルームと泉州最大級4室の音楽スタジオ(会員数2350人)、不動産仲介業、テレワーク室、卓球場、月極駐車場を従業員を誰も雇わず私と娘だけの家族経営で運営管理しているのです。 例えば私が事務所で不動産契約をしている間、本業のトランクルームには荷物が保管されて、たまにお客さんがあっても時間差のLINE予約なのでスムーズに出し入れが行われ、スタジオではバンド練習、卓球場でピンポンを楽しまれ、テレワーク室では静かに仕事や受験勉強され、月極駐車場でも時間貸しのお客さんからLINEで予約が入る・・・というのが日常のワンシーンで、そこにはスタッフの存在がありません。 LINEは電話と違って非同期通信なので、自分の時間を奪われることなく直ぐに返事を返す必要も無いツールで、まったく新規のお客さんだけ最初は電話を受けますが、それも会社の固定電話から私のスマホに自動転送にしていますので、私が海外にいても何処でも受けれるのです。 よく見知らぬ証券会社や広告会社などから売り込みの電話が掛かってきたりしますが、海外にいると転送代金は弊社持ちなので腹が立ちます・・・(笑)。 まぁしかし20年前だったら全くできなかった事が、今は最新テクノロジーのお陰で1人で出来る事が飛躍的に拡大したのです。 平たく言えば、零細企業経営者にとって、またとないチャンスが訪れてきたのです。 よく選挙で町会館に行きますが、毎回行って驚くのが市役所職員が10人くらいズラーっと椅子に座って並んで受付をやって、時代遅れというか世界にまだ日本がこんな事をやっているのがバレルと恥ずかしいですが、職員の日曜の残業代を考えれば相当コストが掛かっていますので、全国的にこんな事をネット投票にするとか民間に委託すれば10分の1くらいのコストで済むのではないでしょうか。 まぁしかしこんな事をやっているのは、やはり最大のコストである人件費を抑えるためで、これによって世界的に低いと言われている日本のサービス業の生産性を飛躍的アップさせているのです。 とにかく人件費がネックで、「人さえいなければ、もっと儲かるはずだ」という素朴な疑問からのスタートでした。 人を雇えば人件費などイロイロ経費も掛かりますし、一度雇えば仕事ができず役に立たなくても簡単に辞めさせられません。 飲食店や学習塾などの事業用不動産の仲介をやっていて思うのが、みんな最初から「借金をしたがる」「従業員を雇いたがる」のですが、これって見栄を張りたいんですかねェ・・・? 車や家もそうですが、人間の見栄を満足させるビジネスがビッグマーケットとなっていますので、仲介業で稼ぐには要らん事を言うのはNGだったのです・・・(汗)。 まぁ宿泊業や飲食業では必須の「おもてなし」とは真逆のスタイルで、業種によって無駄な「おもてなし」をすると、かえってコストアップになり経営を圧迫します。 物事はケースバイケースで、サービス業なら何でもかんでも「おもてなし」をする必要はないのです。 毎日遊んでいるようで「どうでっか?」と、お客さんと無駄話するスタジオスタッフは不要なのです。 私が毎日トランクルーム館内やスタジオを掃除や管理業務でウロチョロして、たまに会って雑談するだけで十分なのです。 規模の大小に関わらず企業は存続する事が第一で、赤字では倒産してしまいますので、如何に人件費を掛けずにCSを下げずにバランスよく経営をやっていくか・・・もうそこは経営者の手腕しかないのです(汗)。 まぁしかし織物時代は何億もの投資で最新鋭のエアージェット織機を導入し新工場を建て、経営者である自分が生産現場の中心になって10人の従業員を雇い24時間エンドレス稼働で月産20万mも織って今の10倍くらい精神的にも肉体的にもシンドカッタですが、導入時は競合がまだ少なかった羽毛布団の側地生産でソコソコ儲かりましたが、その20年後には汎用品は後進国に仕事を取られ、取引商社から年々要望が高まるばかりで高級品ばかりの多品種小ロット生産で歩留まりが悪化し、全く儲かる事はありませんでした。 振り返って考えると織物時代は借金のために自分の身体と命を削って働いたという事になりますが、今は頭脳労働に切り替えて2棟のトランクルームの建物に働いて(稼いで)もらっているという感じです。 その先祖が築いたベースに乗っかって、業者を入れずに自分でイロイロ商売のコントロールをチョットしているだけなのです。 とにかく織物業は肉体的にきつく、私もそうですが織機音で難聴になったり腰痛なのは職業病だったのです。 私の難聴は織屋をやめてから高周波を除いて奇跡的に自然治癒治し、腰痛の方は3年前に脊柱管狭窄症の手術をしてほぼ治りました。 長年の過労がたたって、もう肉体が悲鳴を上げていたんですねェ・・・(汗)。 まだ身体の元気な49歳で切り替えましたので、60歳になってからでは遅すぎたのです・・・(汗)。 「まだ40代や」と織物業からトランクルームに転業し、「まだ50代や」とスタジオも起業し・・・「あと3年で70歳。次は何をしょう?」てな感じで、17年間がアッと言う間に過ぎてしまいました(汗)。 ホンと40代からアッと言う間に60代になるのです・・・残念ながら40代の人にはナカナカ想像しにくいと思いますが。 少し年上の周りを見ると「70代になると急ブレーキが掛かる」というのが実感で、やはり健康寿命が72~75歳というのは本当なのです。 なので健康と金の早い目の準備が必要で、ストレッチを30年前からスポーツジムや空手をチョロチョロ20年前からやって、7年前からスタジオ起業と同時に40年ぶりに全身運動のドラムを再開し、肉体労働の織物業から頭脳労働のトランクルームに17年前から切り替えて大正解でした・・・(汗)。 何でも効果を得るのに時間が掛かりますから・・・(汗)。 我々零細企業のオーナー経営者にはサラリーマンのような60歳定年といった区切りの感覚はなく、60歳は単なる通過点に過ぎず、人生のドーンと先を見据えた長期的なプランしか頭の中には無いのです。 1番大事な子供から青春時代にかけてヤリたい事もやらず、いくら勉強ばかりやって一流大学を卒業して一流企業に入ってプライベートを犠牲にして仕事に尽くしても55歳の役職定年から収入が右肩下がりになるというのがリアルな現実ですが、我々オーナー経営者は勉強も大事ですが遊びもそれ以上に大事で、自分の好きなように70歳や80歳まで自由に仕事をして儲けられれば、サラリーマンより遥かにプライベートも仕事にも充実した人生を送れるのです。 もっともサラリーマンでも役員になるような優秀な人は例外ですが、それでも超優秀な社長以外の役員は65歳で完全に仕事から引退しますから、それからの人生が長すぎます。 いずれにしても一般社員が継続雇用で65歳まで働けても、それからせっかく築いてきた仕事の人脈も収入もゼロになって年金頼み・・・という今の社会を変えなければ。 まぁ要するに生涯収入と仕事のやりがいを考えて、どんな人生を選ぶか・・・日本は社会主義国や共産国に比べてケタ違いに自由な国ですから、どんな人生でも自由に選べるのです。 国やマスコミは「65歳以降は働かない」という前提を勝手に作り、「老後資産は○○○○万円必要だ」とか言ってますが、65歳以降も会社や人に頼らずに自分で稼げるような社会の仕組みにすれば、こういった無責任な論調も鳴りを潜めるでしょう。 若い人に言いたいのは、これからのグローバル社会で生きていくには周りの雑言やフェイク情報にに惑わされず、しっかりした自分の考えを持って生きる事が1番大事だと思います。 今は国を挙げてテレビなどマスコミなどでも半導体技術者養成に躍起になっていますが、「半導体がブームが終わったら、どうするんや?」という疑問が残ります。 戦後泉州の繊維産業の輸出が日本経済の復興を牽引してきましたが、それから25年後に日米繊維交渉で織物業者が激減し、更に2000年頃に私も参加しましたが国会議事堂前で政府にセーフガード(緊急輸入制限)発動を要請するために全国の産地から同業者が終結してデモを行いましたが何の効果もなく、結果的に98%の織物業者が倒産廃業してしまった現実と何故か?ダブって見えます。 という事で、人生でタイミングというのが非常に大事だとこの年になってつくづく思いますが、バブルの1年前の円高不況時に最新エアージェット織機を導入したタイミングも良かったし、その20年間24時間使い倒してボロボロになった中古織機をリーマンショックの2年前に中国に転売できたのもラッキーでした。 私は株を長期保有だけで売買はしませんが、織機を安く買って高く売り抜いたのです・・・(笑)。 身体が老化を感じるであろう60歳の11年前の49歳で肉体労働から頭脳労働に切り替えたのも絶好のタイミングでした。 人生・・・タイミングの良し悪しで決まります。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2023.10.14 16:45:23
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