自宅をレンタルスペースしているキンコン西野の「夢と金」を読んで

2023.12.19

カテゴリ：書評

YOUTUBEでたまに見るキングコングの西野氏の言動が気になって買ってみました。

もうだいぶ前に読んでいたのですが、改めてチョットだけ読み返しました。

気になるところをピックアップすると

・知識不足で命を落とすな

・富裕層を知り、「プレミアム」と「ラグジュアリー」の差を知れ

・「機能」がお金にならないことを受け止めろ

・歴史的大敗から学ぶ「ハイスペック」と「オーバースペック」

・相場を無視できる「人検索」の実例

といったところでしょうか。

サラリーマン時代から過去40数年を振り返ってみると、これまで相場とにらめっこしながら商売をやってきたような気がします。

何故か・・・？

決定的な差別化が出来なかったからです。

これは反省というしかありません・・・ね。

帯に「お金が尽きると夢が尽きる。これが真実だ」とありますが、何か月か前に私のところに見知らぬ人が「担保になる土地もお金も全くないのですが、音楽スタジオを経営したいんです・・・何か良いアイデアがありませんか？」という相談に来られましたが、私は「情熱は分かりますが、構想の建物と設備に1億円くらい掛かりますので、まず頭金１０００万円を貯めてから、また来てください。」とやんわり断りました。

世の中には、こんな無謀な考えの人もいるんだなぁ・・・と逆に勉強になりました。

という事で、この本で１番オモシロいと思ったのが東京と地元兵庫の２拠点生活をしている西野氏の兵庫の新築した家をレンタルスペースとして「１日（１１～２２時）５２０００円」も貸しているというところです。

コストを抑えるために管理人を置かず、予約はECサイトを使ってキーはリモートだそうです。

掃除を不要とするために、ゴミ箱は置いていないそうです（客が持ち帰る）。

選客で売り上げを捨て利益を取るという戦略です。

ココまで来ると、基本的に弊社「スタジオ０７２４」と同じやり方に笑っちゃいました。