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カテゴリ:音楽スタジオ(スタジオ0724)
1ドル150円という円安によって輸入している原材料髙で、国内で流通するモノの値段が上がっています。
その最たるものが食料品とガソリン代と電気代で、各家庭や企業に打撃を与えています。 私もプライベートではもちろん打撃を受けていますが、仕事(トランクルーム、音楽スタジオなど)ではそれほど打撃を受けていません。 プライベートで1番悔しいのは、コロナ前まで海外旅行に行きまくっていましたが、2倍以上に費用が掛かるとなると二の足を踏んでしまいます。 まぁしかし、そもそも弊社のビジネスはレンタル業なので仕入れる原料はなく、2棟のトランクルーム(他の音楽スタジオやテレワーク室も含め)の電気代は織物時代の100分の1だからです。 織物時代は月産20万mで、電気代は主に動力を使っていましたので月160万円(年間2000万円)もありました。 今考えると、恐ろしいくらいの電気量です。 同じ敷地の同じ建物でも事業の違いで、電気代が100分の1になるのです。 電気代が100分の1に激減した上に、更に火災の可能性が殆どなくなったというのがメチャメチャ大きいです。 昔から織屋に火事はつきものでしたから。 もちろん今は通路の照明は人感センサーで、スタジオや事務所のエアコンやピアノなどの重量物を吊り上げるクレーンは200Vを使って節電しています。 スタジオがある別館だけはコロナ対策として、今でも24時間換気している程度です。 織物時代は円相場や末端の売れ行き次第で、常に景気の上下がありどうしようもありませんでした。 というか、繊維業界のマーケットが大きすぎて、川上(紡績)、川中(織物)、川下(アパレル)の各段階の情報が分断化されて、全体像だけでなく個々のアイテムの売り上げ予測なんかまるで分からず、取引先の商社の言いなりと言った方がいいかも知れません。 要するにエンドユーザーからかけ離れたところで、アレコレやっているだけの話だったのです。 それほどヤッテいる事が意味不明で、雲をつかむようなビジネスだったのです。 それに比べて今の仕事はマーケットはかなり小さくなりましたが、エンドユーザー相手の商売なので割と末端の状況が分かりやすく、手の打ちようがあるのです。 ココです・・・ポイントは。 手の打ちようがあるか、ないか・・・? 平たく言えば、努力の方向が見えるのです。 織物時代の反省でビジネスをチェンジして見える将来像が明確なった事が何よりで、あのまま円相場や取引商社に振り回され、将来像が見えないまま織物業を続けていたらと思うと・・・ゾッとします。 今でもよく、また織物業に戻っている悪夢を見ますが・・・(笑)。 先祖には申し訳ありませんが、廃業の決断をしたことによって家族や従業員が救われたので、天国の父親も渋々納得してくれている・・・と思います(汗)。 なにしろ廃業の2年後にはリーマンショックでしたから、2年廃業の決断が遅れていたらと思うと・・・(汗)。 まぁそんな内需型レンタル業のトランクルームや音楽スタジオですが、ごく最近は円安を逆手に利用してインバウンド向けの「和太鼓体験」という新しいビジネスに取り組んでいます。 既に2年前からプロの和太鼓奏者による日本人向けの和太鼓レッスンをスタジオで開講していますが、それとは別バージョンで取り組もうとしているのです。 幸いインバウンドが降り立つ泉州エリアでは弊社のみで、今のところライバルは存在しません。 インバウンドの60分間の和太鼓体験代は1人15000円で、単純に既存の和太鼓レッスン代の約5倍の料金ですが、インバウンドにとって高いと感じる事はないでしょう。 それほど「日本が安くなっている」という現実を直視して、それを上手く利用しなければ・・・(汗)。 要するに、これまでの経験や業界常識は一旦横において頭の中で切り離して考えないと、日本人から見たらこんな「非常識な値段」は付けられなかったのです・・・(汗)。 正に、汝の敵は自分の中にある・・・のです。 しかし実はインバウンド向け和太鼓体験の60分15000円というのは平均的な料金で、他社の高いところは35000円も取っているのです。 黒門市場の魚屋さんは同じ商品を日本人もインバウンドも同じ値段で売っていますが、弊社スタジオでは内需型の和太鼓レッスンとインバウンド向け和太鼓体験というのは、同じスタジオと和太鼓を使っても全くの異業種・・・と捉えているのです。 最近は黒門市場でも「インバウンド客だけ」をターゲットにした高価な店が増えていて、地元の客が遠のいているらしいですが、店が生き残っていくためには仕方がないですねェ・・・ まぁ弊社のように和太鼓の爆音に耐えられるスタジオと和太鼓6台を所有すればライバルになるかも知れませんが、今更後発でそんなリスクを負うようなバカはいないでしょう・・・(笑)。 という事で、長い人生イロイロありましたが、もう終盤に入ったところで、「もう1回何かある?」ような気がしますので、その時に踏ん張れるように経験値と無借金経営を貫き財務体質を更に強化したいと思います。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「 貝塚不動産.com」 「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.04.02 08:57:18
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