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カテゴリ:音楽スタジオ(スタジオ0724)
今から40数年前にオープンリールデッキというレコーディング機器を買って、私の音楽ライフが飛躍的に広がりました。
革命的とも言える出来事でした。 どういう事かと言うと、このオープンリールデッキでFMラジオ(クロスオーバーイレブンとか)の音楽番組から発信される音楽を録音するのです。 2インチのテープには膨大な私の好きな音楽を録音でき、しかも音質も良かったのです。 そのままオープンリールデッキの音楽を聴くのもイイですが、私の目的はそれをカセットテープデッキに「ダビング」する事です。 今でもほとんど目にする事もありませんが、当時のカセットテープは小さく持ち運びも簡単でしたので、自宅や車のカーステレオでも簡単に音楽を聴けたのです。 それまではレコード主流でしたが、それだと持ち運びに不便でどこでも聴ける訳ではありませんし、LPレコードだと2300円もしましたので、編集も上書きも出来る60分のカセットテープが確かTDKのADが2本500円くらいでしたので(心斎橋トダカメラで)、当時の一般音楽ファンにとってカセットテープこそコストパフォーマンスNO1と思っていたのです。 カセットテープ・・・世の中にこんな便利なモノがあるのかと感心したものです。 その後にできたのがソニーのウォークマンです。 やはり利便性です。 結果的に1000本ほどオリジナルのカセットテープを作りましたが、CDが出てきてパソコンでCD-Rを焼ける時代に入り、せっかく作ったテープが邪魔になるので捨ててしまいました。 時代の終わり・・・です(涙)。 その後、MDが流行りコンパクトCDプレイヤーの代わりにコンパクトMDプレイヤーを買って重宝しましたが、それから年月が経って今はspotify1本です。 月額たった1000円程度で何万曲も聴ける音楽サブスクは革命的で素晴らしい時代に突入したのです。 この音楽サブスクでグッと若者にとって音楽が身近なモノになり、これが高校生の部活人気NO1になった間接的な要因で、スタジオ経営に追い風となっているのです。 まぁしかしオープンリールデッキからカセットテープにダビングするのに、ノイズリダクション(雑音低減)のドルビーを掛けるか否かで家で聴く分と車で聴く分に分けたり(私はビクターデッキ愛好者でしたのでANRS派)、カセットテープを好きな曲はノーマルより高音質なクロームテープやメタルテープにしたり・・・膨大な音楽もよく聴きましたが、こういったオーディオ機器にも凝った事がスタジオ経営にスゴク役立っていたのです。 当時はまだカーオーディオが発売された間もない頃で、父親のクラウンのオーディオすら未だ「8トラ」の時代だったのです。 クラウンでもまともなオーディオがなかった時代に、360CCの軽トラックに町内の親戚のガソリンスタンドに無理を言ってスピーカーとデッキを付けてもらい、私のプライベートなオーディオルームとなり、当時軽トラにエアコンなんてなかったので夏は窓を全開にしてシカゴやアースをガンガン掛けて家業の糸や反物や千切(ビーム)を積んだり樽井浜や脇の浜にウインドサーフィンを積んで走っていたのです・・・(笑)。 親父はクラウンで8トラの演歌をショボい音で聴き、息子は軽トラで最新カーステレオの大音量でロックやディスコをガンガン聴いていたのです・・・(笑)。 この年代差によるフィーリングの違いは、何とも埋められません。 その後父親は1台1000万円もするトヨタのエアージェット織機20台も買ったのに、そのコネで新発売されたセルシオを買わずに何故か日産シーマに乗り換えオーディオも格段に進化し(フォークリフトは小松)、私のビリージョエルのカセットを「エエなぁ~」と聴いていたようですが・・・(笑)。 まぁサラリーマンの建築建材金物メーカーの営業マン時代は自分専用の営業車でしたが、自費でカーオーディオを付ける事も会社は許してくれなかったので、車にラジカセとカセットテープを常時30本を持ち込んで(定期的に入替)運転中はずっと好きな音楽を聴いていました。 ボーッと運転するだけは時間が勿体ない・・・好きな音楽を聴いて得意先に訪問するまでリラックスしようと。 まぁ音楽を聴くだけやオーディオに凝っているだけのマニアが多い中(どちらか片方だけ)、両方とも凝り、更に楽器(トランペット、ドラム、だんじり鳴物)をするなんて非常に珍しい存在だったのです。 実は、年じゅう真っ黒に日焼けしたウインドサーファーの仮面をかぶったオーディオ・オタクだったのです・・・(笑)。 まぁそんなオーディオ、ウインドサーフィン、ドラム、空手、だんじり鳴物、ディスコ、ライブハウス・・・と遊びに忙しい青春を送るのに十分な小遣いがあったのも、毎朝5時から織物工場に入って2,3時間働いてから大学に行き、夏休みともなると12時間も工場に入っていたからで、親父も私に何も文句は言えなかったのです。 という事で、オープンデッキを買う時に大学のクラスメートが日本橋の電器屋でバイトしてましたので、彼のコネでAKAI製を149000円という破格?で購入しました(本当はティアックが欲しかった)。 当時としては、清水の舞台から飛び降りる気持ちの値段でしたが、十分元を取ったと思います。 昔は音楽を聴くだけでもお金が掛かったのです・・・(汗)。 当時に天王寺の中古楽器店でヤマハのドラムセットを25000円で買ったのだけは安かったですねェ・・・(笑)。 1年半使って、15000円で高校オケ部の同級生Sちゃんの友達に上手く転売できて完全に元取りました。 40数年前のヤフオクもメルカリもない時代に、音楽仲間のコネでよく売れたものだと今更ながら感心します。 ちょうど同じころに、ウインドサーファー艇を195000円で買って甲子園浜~琵琶湖~浜名湖~和歌山片男波まで遠征し関西エリアのあちこちのローカルレースに出場していましたので予備のセイルを買ったり大学に学連加盟の同好会を創ったりと、結構遊びにお金と時間の掛かった青春でしたが、40数年経った今でも趣味や仕事に繋がっていますから「安い買い物」だったのです。 ビーチに行くのにボードを車に積んでいると近所の百姓のオッサンから「イカのオバケみたいなん積んでどこいくんや?」とよく冷やかされましたが、回りから見たら何やイロイロ遊んでいるただの道楽息子に見えたんでしょう・・・(笑)。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「 貝塚不動産.com」 「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.06.03 05:01:22
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