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     トランクルーム貝塚のオヤジ奮戦記

     トランクルーム貝塚のオヤジ奮戦記

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2024.09.22
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人生でも大学入学と卒業、就職、引越し、国内外の転勤、住宅取得、失恋、結婚、出産、孫誕生、国内外の旅行、転職、転業、自己破産、資格取得、起業、離婚、親の介護、病気、定年退職、死別・・・といった転機があります。

中小企業ビジネス(経営)でも大なり小なり、売上増(減)、M&A、設備導入、海外進出、新規事業、倒産、廃業・・・といった転機があります。

そういった意味で、小さいながら8年前に「トランクルーム貝塚」館内で1室からスタートしたリハーサル音楽スタジオ「スタジオ0724」で、2年前に転機がありました(現在泉州エリア最大級の4室に増設)。

それはスタジオに和太鼓6台を導入してバンドやダンス練習に加え、「だんじり鳴物」「一般和太鼓」「インバウンド向け和太鼓体験」「和太鼓レンタル(外部への持ち出し」と和太鼓関連で4つの新しい用途に取り組んでいるのです。


だんじり鳴物は、文字通り大太鼓と小太鼓と鉦でのスタジオ練習です。

一般和太鼓は、中太鼓4台を使ったスタジオ練習です。

インバウンド向け和太鼓体験も、中太鼓4台を使った外国人向けのレッスンです。

和太鼓レンタルは、結婚式の余興やイベントに6台の和太鼓を貸し出す事を意味します。

「和太鼓」「保管スペース」「スタジオ」「通訳」という他社では絶対マネのできない4つの条件で、インバウンド向け「和太鼓体験」に取り組んでいます。

その他、和太鼓プロ奏者による日本人向けの「和太鼓レッスン」もスタジオ内で開講しています。

特に「だんじり鳴物」は各地域の社会問題にまで発展している「騒音問題」と重なり相当な潜在需要があるようで、岸和田を中心とした泉南エリアだけでなく、鳳地区を中心とした堺市からもスタジオに来られ、「歌(ボーカル)付き」鳴物練習で富田林や河内長野といった河内エリアからも来られています。

岸和田を中心とした鳴物需要しかないと思っていましたが、想定外の広範囲から集客に自分でも驚いています。

実際のマーケットなんて、やってみないとワカラナイという証拠ですが、リスクやコストとの兼ね合いで「やるか?やらないか?」というギリギリの判断をする事が経営者の1番の仕事ですし、腕が試されるのです。

これが経営者の醍醐味なんですけどねェ・・・

まぁしかし、ある意味において和太鼓をスタジオに常設した事によって社会問題を解決している・・・のです。

イヤ~驚きましたねェ・・・

子供の頃から親しんでいる「だんじり鳴物」なので、半分冗談や趣味で和太鼓を導入したのですが、それが社会に役立っているなんて・・・(驚)。

瓢箪から駒・・・とは、正にこの事です。

まぁ和太鼓6台導入した事によって、それまでバンド練習主体であまりパッとしなかったスタジオ経営に「少しだけ明るい未来」が見えてきたのです。

売上が急増する訳でもありませんが、チョッとだけ右肩上がりになり「これなら今後もイケる・・・ぞ」という確信が持てるようになりました。

このチョッとだけ・・・というのがポイントで、売上が急増したら安心してしまいますが、まだまだ努力の余地があるというモチベーションに繋がるのです。

そもそも軽音楽主体のバンドスタジオに、正反対の和太鼓を導入するなんていう発想が誰もありませんし、その逆もあり得ません。

もちろん新品の和太鼓6台購入という大きなコストが掛かっていますので、そんなバカな事をするのは日本で私が初めてというのも、既に和太鼓を叩ける完全防音の大阪でも最大級の広さを誇る音楽スタジオを所有していたというのが最大のポイントです・・・(笑)。

ありそうで、なかった・・・事で、もうそんなバカな事をする強力なライバルが現れないでしょう・・・(笑)。

まぁ軽音楽(バンド)も和太鼓も同じ音楽だ・・・という私の拡大解釈です。

そのベースとなったのが、子供の頃からだんじり祭や盆踊りといった郷土芸能に親しみ、中学から洋楽ロックにハマり、高校でブラスロック(シカゴ、チェイス)の影響でオーケストラ部(クラシック)でトランペットを始め、大学生でバンドでロックドラムを始めたからです。

それら全て親に一言も言わずにやってきたモノです。

むしろ父親にはガラが悪いので「祭りには行くな」と言われていたくらいです。

親父も若い頃は好きだったのに・・・(笑)。

確かに子供の頃のだんじり祭は、酒、喧嘩、春歌・・・と今のPTAのお母さんが見たら、卒倒するほどショッキングなシーンが多かったと思います(笑)。

その他にもブログで書けないようなイロンナ事が祭りで起こったりあったりして、それら全てが私の子供から青年期にかけての楽しい思い出です。

今のやり回し中心のスマートなだんじり祭とは全く違って田んぼだらけの道を、決して走る事はなく酒を飲みながらみんなで歌を歌いながら、五穀豊穣を祈って練り歩く本来の村祭り・・・という原風景だったのです。

とにかく名越のだんじりは重くて人数も少なかったので動かなかったので(道路は未舗装だったのも要因)、動かす掛け声として「まぁ~め~か~まぁ~しょう~」というのを覚えているのは、もう60代以上の名越ネイティブくらいでしょう・・・(笑)。

大屋根の大工方は踊らずに、この屋根からの掛け声役だったのです。

確かにガラが悪かったかも知れませんが、子供心に人生の縮図を見ているようでオモシロかったのは確かです。

まぁそんな色んなジャンルの音楽を経験してきたからこそ、そういった発想やアイデアが生まれたのでしょう。

勉強ばかりやってきて、東大や京大経由で大手企業に入ったり官僚になった人には絶対生まれない発想です・・・(笑)。

暗記中心の学校の勉強とは、まるっきり関係のない経験からの発想だったのです。

そんな事がビジネスに役立つなんて、私自身が1番驚いています・・・(笑)。

しかしそもそも和太鼓を導入できたのも、Aスタジオ入口の防音ドアの寸法(幅)を別注で広くしていたから、2尺5寸もあるだんじり鳴物の大太鼓を入れる事ができたのです。

標準サイズのドアだと入らなかったのです。

というか、バンドだけでは集客できないという危機感があり、改造コストが掛かりましたがリスクを張って和太鼓もダンスも出来る大阪でも最大級の広さを誇る22畳にして、更に無理をしてコストアップしますが別注の防音ドアを設置したのが吉と出たのです。

何でもそうですが、特にビジネスはリスクを取らないと得るモノも得られない・・・のです。

ノーリスク、ハイリターンなんて、民間ビジネスではあり得ません。

という事で、実は2か月前に42年連れ添った妻を乳がんで亡くし、今正に人生の転機だったのです。

どんな転機になるか(するか)・・・?

それはもちろん自分次第ですが、妻の残してくれた3人の娘と6人の孫が心の支えなのは言うまでもなく、しかしそれに頼ることなく自分の残された「新たな人生の道」を探っていきたい・・・と。

とにかく織物業時代の3,40代はよく働きましたがそれ以上によく遊び、毎週金曜日の大阪への営業日は早朝に工場に入って一仕事終えてから、朝9時ジャストに商社に飛び込んで家に帰るのは毎回終電かタクシーで、妻からは「あんたはミナミの帝王か?」とよく揶揄されていました・・・(笑)。

船場界隈では私はミスターフライデーと呼ばれ、地元名越では「金曜はトンさん名越でいやひんどォ~」という噂が広がり・・・(笑)。

確かに金曜夜に宗右衛門町を歩いていると、必ず何人もの黒服に「おはようございます」なんて挨拶をされるほど顔が割れてしまっていましたが、普通の人がよく行く高額なラウンジやクラブやスナックには行かずに、安上がりな居酒屋やショットバーやライブハウスや英国風パブなどを接待でミナミをグルグル回っていただけなんですが・・・(笑)。

そりゃ親父と営業をバトンタッチしてから、およそ20年近く金曜夜はミナミをウロチョロしていましたから・・・(笑)。

逆にそんな行った事のないところが、取引先の商社マンにウケるのです。

案外彼らは、庶民が行くような遊び場を知らなかったのです。

父親は高級寿司店によく連れて行ったようですが、私は一度だけ行っただけで「こんなところでは回数を稼げないしオモロないなぁ」と考え、父親と真逆で接待というより彼らと一緒に安く遊んでいたという表現の方が正しかったのです。

接待コストが安かったので営業担当だけでなく、直接関係のない部署や繊維会社の人ともよく飲みに行った事も、回りまわってヨカッタのかも知れませんねェ・・・

そんなアフターファイブの遊びや接待にも工夫が必要なんですが、それは私の好きな音楽を中心に相手を振り回して喜ばれるという・・・なんとも相手の事をあまり考えない自己チューな接待でしたが、それが今の音楽スタジオ経営に活かされていたのです。





「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「 貝塚不動産.com」
「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」
大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798  mail: info@sasatani.com

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Last updated  2024.09.22 17:02:02
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