毎日がSpecial♪

今日、妹の病室に行く時、とても恐かった。
エレベーターの中で、どきどきしました。
なんか・・・心配で・・・

危篤状態になり、意識のあるうちに、
子供達にも会わせていた方がいいと、医師に言われたのが、一昨日。
でも、昨日は、少し持ち直し、良くなるかもしれないと少し期待して。

今日、病室に入り、
ベッドに横になっている妹に声を掛けると、妹が何か言いました。
「か の じ ょ」
もう、声が聞き取れないくらい、弱々しいので、はっきり聞えません。
口元に耳を持って行って、
「えっ？なに？」と聞くと、
「か の じ ょ き た」
なんのことかな？
「かずくんの彼女？」
うなずきました
「まだよ」
だって、年末に来るって妹に言ったのに。
どうして、急に、そんな事、言ったのかしら？
不思議です。不思議でたまらない。

入院している妹に、少しでも明るい話をしようと、
年末に、長男が彼女と一緒に帰って来るけど、
どこに行ったらいいかな？
湯布院とかがいいかな？
湯布院だとどこがいいと思う？
なんて、話をしてたから・・・夢でも見てたのかしら・・・
息子達のこと、ずっと、可愛がってくれてたからね。

なんとなく、昨日より、ぼんやりしてる気がするなぁ。
気のせいかな？と思いながら、ベッドのそばの椅子に座っていました。
先生が診に来てくれました。
診察が終った時に、先生を呼びとめて、話を聞きました。

高カルシウム血症の値が、昨日より増えている事を教えてくれました。
カルシウム値が上がってから、下げるために、あらゆる治療をしていて、
昨日下がったので、先生も、今日も下がるかなと思っていたらしいのですが、
効果がなく、値は、おとといが１５、昨日が１３、今日が１５。
１０を越えると、治療を要する数値で、
今日が１５だけど、１７になると、もう、眠ったままになるそうです。

高カルシウム血症は、妹の病気の成人T細胞白血病の特徴であるので、
原因としては、そのガン細胞が増えていると考えるしかないと・・・
多分、ものすごい勢いで。

ずっと、妹の、ベッド側にいると、
「眠たいのに、ずっといてくれて、ありがとう」って、言いました。
頭がもうろうとしているはずなので、私がどれくらいいるか感覚はないと思います。
「さっき、先生が診に来てくれたよ」って言っても、
「おぼえてない」って言ってたくらいだから。
なんで、そんなこと・・気にしなくていいのにね。

ほとんど、もう、眠っている状態です。
声を掛けると、時々目を覚まします。
明日は、朝から病院に行こうと思います。

高カルシウム血症のせいで、痛みなどはあまり感じないそうですが、
唇やのどが乾いたり、寒くなったり、暑くなったりして、
とても、つらそうです。

私はあとどれくら生きるのかな？
これから、３０年も生きてても、
私の大事な人が次々にいなくなったら、
生きていても仕方ない気がする。

神様にずっと、お願いしながら帰りました。
命のカウントダウンが始まったみたいな、
でも、それを認めたくない、とても、不安な気持ちです。