イタリアでモロッコごはん

今日はこれを作ろうよ！
夫が買って帰ってきたのは



チュニジア産春巻きの皮。漢字表記もしてあります！
（アラブ肉屋で一袋１０枚入り２ユーロです。）

中華食材とは皮の質や形が違います。
材料は小麦粉と水ですが、中華の春巻きの皮よりきめが粗めで
揚げた時の歯ごたえはバリッと豪快に仕上がります。

直径約３０ｃｍの円型でかなり大きいです。





夫が食べたかったのはモロッコ春巻き、ブリワット。
一体どんなものか説明するより、ご覧いただいたほうが早いかも。





コレです。

皮を幅３ｃｍ程の帯状に切って、ハチマキを巻くように具を包みます。
しかし、この皮の原型は円型...。

全て帯状に切っても良かったのですが
今回は三角形のと棒状の２種類の形を作れるよう、こんな風に切り分けました。



真ん中の四角形の皮は棒状に包み
その他の細長いのは、卵白を塗って連結して帯状にしてから三角形に。


中に入れる具は、一番簡単で美味しいのはチーズ巻き！！
バリッとかぶりつくと、ビヨヨヨ～ンと伸びるチーズと戯れるのは
美味しく楽しくオトナもコドモも大喜びであること間違いなしでございます。

モロッコではひき肉を入れることが多いです。
はたまた詰め物をお菓子の材料にして揚げたあとハチミツをかければ
立派なモロッコのドルチェが出来上がったりもします。


さてさて、本日の冷蔵庫在庫状況を確認しましたところ
マッシュルームと牛ひき肉がございますので
こちらを具材にすることにしまして、レシピにまいりますよ。


★ブリワット★
＜材料＞
アラブ春巻きの皮　１パック（１０枚）
玉葱　　　　　　　１個（みじん切り）
マッシュルーム　　５個（みじん切り）
牛ひき肉　　　　　３００ｇ
塩　　　　　　　　小さじ３分の１
クミン　　　　　　小さじ３分の１
胡椒　　　　　　　少々
卵　　　　　　　　１個（卵白と卵黄に分けておく）
オリーブオイル（炒め用）　大さじ１
揚げ油　　　　　　　適宜

（スパイスはお好みでナツメグにしたり、パプリカを入れてもＯＫ）

＜作り方＞
１．フライパンで玉葱とマッシュルームをよぉく炒めて水気を飛ばす。

２.　弱火にして牛ひき肉を加え、１．の野菜と混ぜ合わせながら肉をよくほぐし、満遍なくポロポロに混ざったら中火にしてよく炒める。
　　　塩・胡椒・クミンを加え、肉から出てくる水分を飛ばすよう炒める。

３．卵白の２分の１を皮の糊用に取っておき、残りの卵白と卵黄をかき混ぜて２．の具材に絡めて火を止める。
　　（この卵は皮で包む作業中に具材の水分が皮に染み出すのを防ぎます。）

４．皮を帯状にハサミで切り分けます。



　　包み始めが肝心です。↑この時点で正三角形の角をハッキリさせておきます。






５．端っこは全て卵白を塗ってピタリと生地を貼りつけます。





６．揚げ油を熱し、色よく揚がったら出来上がり。


普通、このブリワットは時間があるときに大量に作るので
食べる分だけ揚げて残りは冷凍庫に保存しておくと
次回、好きな時に少量ずついただけます。


日本では中華の春巻きの皮を繋ぎ合わせて代用して
お好みの具で是非お試しください。