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テーマ:海外生活(7773)
カテゴリ:フィレンツェ大学
春ですね~。
キッチンの窓を開け放してお料理していると すりぬけていく風があたたかくて気持ちイイ季節になりました。 なんか甘酸っぱいものが食べたくなりませんか? あまりドルチェは作らないDeliziaも春風に惑わされ チーズケーキもどきなるものを作ってみました。 四角い型で作ったので形がヘンですけど...。 低脂肪ヨーグルトを一晩水切りして使用した ベイクドヨーグルトチーズケーキもどきです。 ドルチェは罪悪感にさいなまれないよういただきたいものです。 添えてあるのは毎年この季節になると作り出すイチゴのシロップ漬け。 と言っても、苺を切って砂糖とレモン汁をかけておくだけの簡単なものです。 朝のヨーグルトにかけても美味しいので作り置きしてあります。 昨年の3月、料理学校を卒業した私は どうにかして専門分野の勉強をもっと続けられないかと思い 新たなる目標に向かって動き始めていました。 自分でもかなり無謀だとは思ったけれど、できれば大学に入学したいと...。 料理学校の先生や仲間に相談したら、「やってみなさいよ!」と言われ 夫に相談したら「もちろん賛成!」 ひとりで入学手続き準備を出来るわけではないので 日本の両親に相談したら「日本側の証明書の手続きはこっちにまかせて、やってみなさい!」 と、簡単に賛成票は得られ...。 入れるかどうかもわからない大学入学手続きを、恐る恐る始めてみました。 なぜなら、私が入りたい、日本でも専攻していた栄養学を学べる学科は入学試験ありの定員制だったから...。 卒業してから10年近く経っている日本の大学側の書類はなんとか揃い いざイタリアで手続きを始めてみたら... ここからがもう、ひと言ではここに書ききれないくらい さすがのDeliziaの胃もキリリと痛んじゃうかも? ってくらい半べそかきながらの大変ややこしい手続きを経て 入学試験免除の「編入」という形で入学できることになったのです~。 ヒ~、フ~ッ。 ここまで1年。 長い長い道のりでございました。 こんなに大変ならば入学試験を普通に受けさせてくれ~!と叫んだこともありました。 しかし、 「アンタ、ばかね。日本で一度履修しているんだから また全て一から始めなくてもいいじゃない?」 と事務員さんになだめられ。 この手続きさえうまくいけば 日本で履修済みの学科の試験は免除されると...。 あまりに手続きに時間がかかり過ぎ 10月から開講の第1セメスターの授業には間に合わず(泣) 3月開講の第2セメスターから入学出来ますとのこと。 しかし、ここはイタリア。 誰に聞いても3月のいつから始まるのか教えてもらえず。 サイトをチェックしろと言われて覗いても 全く更新されている様子はなく...。 私がピッツァナポレターナなぞにウツツを抜かしている隙に なんと授業は始まっていてねぇ(泣)。 始まっている授業ってのも、一体どこに教室があるのやらわからなくてねぇ。 誰に聞いても違う方向を指差して教えてくれるんですよ。 フィレンツェ大学医学部内の学科なので カレッジと呼ばれる広大な大学病院の敷地内のどこかで授業が行われたりするのです。 そしてなんとか探し当てた教室は、 神経外科の病棟内の、まさか、こんなところに教室が!? って一室が心理学の授業の教室として使われておりました。 学生数は、新入生の私を入れてもたったの14人でした。 19歳から年齢にバラつきはありますがピッチピチの女の子勢揃いでございます。 内、男の子がひとり。 アットホームな雰囲気ですぐに馴染めたクラスですが これから何が起きるかは乞うご期待★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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