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テーマ:海外生活(7773)
カテゴリ:フィレンツェ大学
コロッコロに太った7歳の可愛い女の子が診察室にマンマと入ってきた。
担当医の勧めで栄養士のもとに栄養相談のため送られたらしい。 娘をここまで育て上げたマンマももちろんビッグサイズ。 マンマは、ここ一週間のお食事日記を書いてきてくれたので見てみると...。 朝食は、先日の私の日記の通り。 学校でおやつにトルタが出るんだ。 給食は不味いので食べず お家でおやつ...と....おぅっと~ ビスケット11枚!+バニラクリームサンドビスケット4枚 の日もあれば モルタデッラのパニーノ+サラミのパニーノ の日もあれば チョコレートクロワッサン+プラムケーキ ... 夕食は、パスタ1.5人前食べている日もあるし 毎日プリモ・セコンド・コントルノまでかなりの量を食べている。 ここのお家のパスタ1.5人前とは、一体どれだけなのか?? まずは7歳の彼女に最適なお食事の量をマンマに説明すると マンマは絶句している。 そしてマンマが漏らした一言は 「なんて間違いを私は犯していたのかしら...。」 ☆これは本当にお食事の質や適量を知らなかったケース。 次の家族はビッグな両親と、これまたまるまるとした男の子。 この子はもうずっと栄養相談に通っているのに また太ってしまったという。 男の子が口にするのは「だって~、マンマが~ぼくに沢山食べさせるんだもん。」 働いているマンマは 「ノンナんところで食べちゃうのよ。この前なんてクロワッサン4つもおやつに食べちゃったんですって。 おやつがあるところ知っているから勝手に食べちゃうんですよ。」 と責任放棄。 これはもうすでに栄養相談済みで食べるべき量を知っているのに 当の本人も両親も他人のせいにしていて改善の余地なし。 ☆全く成果の出ないケース。 だって~と言う前に おやつの買い置きをやめてみて!と毎回栄養士は言う。 一回の食事を沢山食べれば食べるほど、お腹の空きも激しくなる。 よく噛んでゆっくり食事するように心がければ、食後の満足感もアップする。 毎食適量食べて、お腹が空いたらフルーツかヨーグルトでココロが満たされるよう習慣付ける。 これは「習慣」の問題で、一度この正しい食生活を習慣づけてしまえば 精神的に落ち着かない問題が無い限り、異常な食欲はなくなっていくものなのです。 子供の肥満は、ほぼ親の監督不行き届きなので 肥満の子の両親がみんな太っているのを見てもわかるように 家族みんなで本気で食習慣の改善を図ってほしいものです。 日本にいると、ダイエットに関する情報が溢れていて 「痩せていることが美徳」とか「この食材はカラダに良い」とか 情報過多とはいえ、食生活においての「気づき」のチャンスが沢山あると思います。 イタリアは日本ほどうるさくダイエットに執着していないので 何をどれだけ食べて良いのか「本当に知らない」人が沢山いるのです。 食習慣における「無知」の先には、病気と死が待っています。 知らない人は正しい知識を学んで、 「アンタのせい」と言い続けている人は、自ら食生活改善に取り組んで まずは適正な体重を維持できるようになることが大切だと思います。 ★アナタも見てみようBMI(体格指数) 18歳以上の人に一般的に用いられます。 体重(キログラム)÷{身長(メートル)×身長(メートル)} BMI=22.0 標準体重 BMI<18.5 やせ 18.5≦BMI<25.0 普通体重 BMI≧25.0 肥満 ★自分の標準体重を知りたい人は 標準体重={身長(メートル)×身長(メートル)}×22.0 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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