修羅場の乗り越え方にマニュアルは存在するのか?
「そもそも私の仕事は戦略的調査だ。 何を戦略的に調査するかといえば、かつというゴールに向かう のに必要な証拠をどう集めるか、どう作って積み上げるかという 調査である。」「物理的にも心理的にも、証拠を集めるのは大変で難しい作業なのです。」「不勉強な人を威圧して小銭を儲けても、そのうちに勉強家や専門家に 当たったら痛い目を見ることになる。」誰がこのような凄まじい言葉を投げかけているのでしょうか?現在話題になっている、証拠調査士(エビデンサー)平塚俊樹さんの著書「LAW(ロウ)より証拠」からの一節です。ジャンルは違いますが、技術屋でこの言葉に反応が無い人はかなり信頼性の無い人と考えます。著書の内容について、・各トラブルへの対応と処置 … あらゆる生活局面での修羅場の乗り越え方・トラブル対処への姿勢と方策 … プロフェッショナルとして修羅場の迎え方が明確に示されています。ある意味、ゲンバの状況をもとにメーカーや工事店、そして時にはオーナーとも渡り合わねばならない電気管理技術者も、証拠調査士的なものであるのかもしれないと感じました。そういった点からも、公私両面をカバーした 修羅場の乗り越え方マニュアルともいえる素晴らしい一冊でした。「修羅場」に立ち向かうことに意義を感じる人も、「修羅場」が嫌いな人も、是非ご一読を。