かぐらバックカントリー
またまた、かぐらのバックカントリーに行ってきました。今回も、トライフォースにお世話になりました。早朝、自宅を出発。前日の天気予報では曇りのち晴れ。金曜日には雪も降っているので、ちょっと期待できるかな?と思ってました。ところが、関越トンネルをくぐるとそこは、なんと雨!え~!!!かぐらの駐車場についても雨・・・・。気温も高く、下からみてもゲレンデ方面はもやがかかって真っ白。こんなこともあるよねーと、自分を慰めつつ、でも準備をすすめる。集合時間頃には、雨はあがったが、この気温では山頂付近も雨に違いない。集合場所に行くと、永井さんも「雨ですねー。」と浮かない顔。当然か。2年前の雨の雪洞泊もちょうどこんな時期だった。と思いつつも、みんな集合したのでロープウェイに向かう。と、ロープウェイに乗る直前の山頂の天気の看板が目に入った。雪!?そう、山頂の天気は雪なのだ。参加者もガイドもみんな、色めきたった。雨が一転、雪になり期待が高まる。ロープウェイ、リフト、ゴンドラと乗り継いで、かぐらエリアに着いたころには雨はすっかり上がり、気温も下がり湿気を感じなくなっていた。それどころか、小雪が舞い始めた。第5リフトを降りて、早速登りの準備を始めるが、かなり視界が悪い。30メートル先はホワイトアウトして見えないような状況だ。500メートルほど進んだところで、これ以上進んでも滑れないという永井さんの判断で、一時待機し、視界が回復するのを待つことになった。みんなの気分が沈みそうになったそのとき、永井さんが突然「イグルーを作ろう!」と。イグルー?イグルーってなんだ?と思っていると、どうやらエスキモーの作るカマクラのような建物のことらしい。雪のブロックを積み上げてドーム状にするやつだ。え~そんなもの作れるの?と思っていると、一回作って見たかったんだよねーと雪の上に上機嫌に円を描き出した。本気だ。(笑)まあ、うずくまっていても仕方ないし、面白そうなのでみんなやる気になって、建設を開始した。スノーソーで雪のブロックを切り出し、レンガのように積んでいく。だんだん慣れていくと、スノーブロックも綺麗な形に切り出せるようになってイグルーらしくなってきた。しかし、このイグルー大きすぎない?(笑)直径3メートルぐらいはある。だんだん壁は高くなっていくものの、天井に収束していくようになかなかならない。見よう見まねでは難しいのか。それでも、1.5メートルほどに立ち上がった壁の内側は無音状態で外側とは体感温度がかなり違う。暖かい!天井はできなかったけど、みんな満足げだ。そんな中、永井さんは2,3日たって雪がしまれば、天井までできるよ!とまだまだやる気満々だった。(笑)さて、1時間ほどいい時間つぶしができたが、まだ視界は開けていない。でも、午後晴れると言う天気予報を信じて、再スタート。中尾根の上部まで来てもまだ、このとおり視界は悪い。と、そのとき突然回りの視界がうそのように開けた!本当に2,3分の出来事だった。神様っているんだなーと、感謝感謝です。その後は、しっかり視界が開けて、目的の北斜面に到着。今日のポイントは永井さんが発見した、沢。1ヶ月ほど前に発見したらしいのだが、その興奮した説明具合から、かなり期待できそうだ。雪も、うっすら新雪が積もって上々。例の沢の上部に到着!奥に前回滑った三角斜面が綺麗に見える。さて、足元に見える沢が今回のポイント。見た感じは、同と言うことのない沢に見えるのだが・・・。順番にドロップ!ん~気持ちいいなーと思って滑っていくとだんだん、沢の形状が広く大きくなっていく、右の斜面にあて込んで、ボトムを通過してして行くときの加速感がたまらない、しかもそれが長く続いていくもんだから、どんどん加速していく。まるで、ジェットコースターのような加速感に思わず奇声を上げながら、滑りきった。満足!最高!永井さんありがとう!そのまま、谷沿いを滑り降り、いつものゴンドラ降り場の下に到着。天気は、いつの間にか快晴になり、デッキで一休みし、2本目スタート!今度は、田代方面に滑り込むため偽ピークの左肩のほうへ登っていく。だいぶ、朝より雪がしまって登りやすくなっていた。早速準備して、2本目ドロップイン!時間のせいか、ちょっと滑りにくい思い雪でしたが、きっと新雪だったら面白いだろうなというようなツリーランをこなし、田代ゲレンデに到着。かぐらに戻るリフトにも間に合い、ゴンドラ降り場までもどって、今日のツアーは終了となりました。またまた、かぐらの広さ深さを実感できた、いいツアーでした。もっともっと滑り込みたいなー、かぐら。