ふと、思い出したので描きます。


ディッキーが高校生の頃。剣道の先生に教わったこと。
冬の足が凍るような道場の中で、試合に向けて練習して
た日のことです。



今日も練習終わったぜ～明日は試合かぁ。

Ｄ：先生今日も稽古つけていただき、ありがとうござ
　　いました。

先生：お前明日試合か。俺は試合に負けても褒めるけど、
　　　勝っても褒めないからな。

（ん？何か意味がよくわからないけど、一応返事してお
　こう。。。）

Ｄ：はい！頑張ります。

先生：あのな、勝ちたいことばかり考えて、せこい勝ち
　　　方はするなよ。いくらルールでは勝ちでも俺は
　　　認めないぞ。

Ｄ：はい！

先生：戦うんなら、正々堂々戦え。練習したこと、気合、
　　　自分の人生観をすべて一本に込めて飛び込んで
　　　こい！
　　　たとえ負けても、正々堂々ぶつかって負けたんなら
　　　褒めてやる。どうせやるなら、思い切って飛び込ん
　　　で負けてこい！

Ｄ：はい！わかりました！！頑張ります。




想い出しながら、新鮮な気持ちになりました。

効率主義、成果主義、損得や物質文化のみに偏り過ぎた
現代。

先生が僕に伝えようとしてくれたような教育は、逆に新鮮
に感じるようになりました。


目には見えない心の持ち方。大切さ。

成果としては見えていなくとも、前向きな小さな日々の
努力の尊さ。


そんなものを教えてくれる大人が、この世界にあと一人
増えるだけで、救われる子供が増えるんじゃないかと。
ディッキーは一人で勝手に想っています。



これを読んでくれたひとに、良いことがたくさんあります
ように
　　　　　　　　　パワーストーンブレス大好きディッキーより
バラティエ