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カテゴリ:ブラジルあれこれ
ブラジルに住んでいていつも思うのは、
コネ社会だなあ、ということ。 先週の泥棒侵入未遂騒動の時だって、 銀行のGERENTE(なんだろう、課長くらいの階級かな) という顔の広い義姉の知り合いの警察官がいて、 彼女のつてで、驚くほどすばやく警察がやってきた。 もう泥棒は逃げた後だったし、 犯人逮捕とか捜査に乗り出すほどの事はしないけども、 顔見知りの信頼おける警察がいるのは心強い。 前回姑宅が泥棒に侵入されたときは 使用人が最寄の警察署へ通報に行ったが 管轄外だからという一言で払いのけられ、 まったく相手にしてもらえなかった。 いきなり110番したところで、 つてでもなければやってきやしない。 もう泥棒も逃げて数時間たってとか、翌日に やってくるということはあるようだけど。 あまり、当てにならないのです、警察も。 そして、普段見回りと称してパトカーに3,4人の警官が乗り込んで このあたりにやってくることがある。 彼らは、「どう?最近は、物騒なことは起こってない??」 と聞いてくるのだが、それはただのご挨拶で、 目的は、うちで栽培している花。 これを、妻のプレゼントがいるから、などといって いくつも、もちろんタダで持っていくのだ。 こちらもいつお世話になるかわからないからと、 ちょっとした期待、治安のための前払いのようにして、 花を持たせる。 まあ、それぐらいいいんですけど、 白昼堂々と、このあたりの農家宅にも寄り道して 野菜をどっさりパトカーに積み込んでいる姿なんか見ると、 職権を濫用してませんかぁ?? と思うことがある。 まあ、お金請求しないだけましか?? ちなみにこういうときの警官の態度、デカイです。 もらって当たり前というか、拒否させない威圧的なとこさえあります。 癒着警官も多いし、 日本のおまわりさんに対する信用と独特の敬意みたいなのってないなあ。 (日本でも警察の不祥事がいろいろとあるようですが) 道で拾った10円玉を交番に届けるような律儀なことってありえないし、 下着泥棒逮捕に協力した市民を表彰して感謝状を贈るとか、 そういう名誉とか、士気を高めるようなものがない。 (う~ん、こうしてみると武士の精神的なものが日本にはまだあるということか??) 社会のために貢献という精神が低いので、 やはり、優先されるのは人間関係におけるコネ、 そしてお金(賄賂) 握らせるお金もコネもない人には大変不利な社会だろうと思う。 続きはまた。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.09.26 15:46:26
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