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カテゴリ:ブラジルあれこれ
大サンパウロ圏に属している超田舎な我が家、
ボーダーラインぎりぎりでC市に属しています。 C市では2003年から市長が変って、Q市長になりました。 Qが市長になったとたん、 C市中央の公立病院、産院(兼ポストサウージ)は わけも分からず閉鎖される。 カーニバルの際には、毎年恒例の子供専用のイベントもなし。 公約なんてもちろん守らない、 今まで作動していた機関やイベント、システムをを停止させる、 というわけで、大変不評。 「自分達が選出したんだけどさ、 やつはcorruptoだ!!(腐敗してる!)」 という声が、街ではよく聞かれていました。 先週、警察官二人が例のごとく花を取りにやってきたときは、 愚痴ってました。 この2年間、毎月の給料明細書をもらっていないというのです。 具体的に何がどう引かれたのか分からないまま、 ただ600RS(約3万円)の給料だけが払われている。 パトカーのメンテナンス費用も支給されず、パトカーはボロボロ、 いざ出発、というときにパンクしていて、 自分たちで修理しなきゃいけない。 「ほら、見てごらん! 」 と警官の指差すパトカーは、あちこち擦り切れ、 ぶざまなものでした。 おまわりさん達、うちに花を取りに来て、 同情を乞うように愚痴をこぼしてる場合じゃないでしょう?! と思ったけど、 確かに、かわいそうでもある。 それでなんとね、 現職のQ市長、公的資金横領で逮捕されちゃいました。 市長、市長の兄弟、秘書が。。。 どうやら公共物の修繕費も市長の懐へ、 警官たちの給料の一部も市長の懐へ天引き!! されていたのかもしれませんね。。 これじゃ警官の士気も下がりまくり、 バイトしまくりになってしまうでしょう。。 600RS(3万円)で命を張れるか?? 横領額はなんと、30億レアル(約1500億円)!!! 教育、医療予算として政府から支給されたものを、 市職員の給料を払う機関へ移し、 そこで幽霊職員への給料支払いとして書類を偽造、 その他、超ボーナスとして、市長や秘書、兄弟の懐へ!! 多くはドルに換金され、海外の銀行口座に振り込まれていた模様。 公立病院の資金やその他さまざまなイベントの資金も ごっそり市長の懐に納まってたらしい。 今になって納得! 道理で公的施設のサービスは悪いわけよね。 けしからん! ええ加減にせいッ!!! 30億レアルって、それほどの財源があるのにまずびっくり!! それだけの資金を全部有効に使えば、どれほどよくなるだろう。 先日お世話になったポストサウージだって、 ちったぁマシになるはず!! それを懐へごっそり収めてどうするっ!! 公私混同もええとこじゃ!!! まったく、ビンボーな市民はいつまでたっても貧乏なまま、 やり口の汚い政治家はますます金持ちに! LULA政権の収賄疑惑、 サッカーの八百長審判の着服事件、 身近なC市も市長逮捕!! ったく、どうしようもないねえ~。。 政治家になったら、あるいは市長職にありついたら、 とりあえずふんだくれるだけふんだくって、 老後に蓄えるんですかねえ?? 兄弟も便乗!! 昨日は日本とブラジル、 いかに正反対なとこがあるか、 書きましたが、不思議なことに、 腐りきった政治家、という共通点が。。。 こんなもん足して二で割ってもどうにもならんぞ~(笑) 政治家の汚職、これは世界共通、 どの国にも起こる現象でしょうかね、多分。。。 。。。。。。。。追記。。。。。。。。 Q市長の秘書は、毎月4000レアル(約20万円)のお給料をもらっているが、 (公ではそれだけしかもらってないことになっている) サンパウロの田舎の別荘地に高級マンション、 海岸沿いリゾート地に高級コンドミニアム、 さらに、500000RS(2500万円)相当の家を 自分の名義で所有しているそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.10.06 13:26:20
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