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テーマ:海外生活(7779)
カテゴリ:ブラジルあれこれ
今日は大変蒸し暑い中晴れ、美容院へ髪を切りに行った。

その後娘二人を連れてアイスクリームを食べ、

街のウィンドウショッピングをして歩いた。

カーニバルも終わり、バーゲン時。

ある店の入口にクソ蒸し暑い中、

真冬用の部厚い毛布が積まれていた。



うわー暑苦し、、 温泉



でも、こんだけ暑ければ半額くらいになってるかな!?

いや、この暑さは70パーセントオフもオッケーなくらいの暑さだ!(笑)

30度超え、珍しく湿度もムンムン状態。 

肌がべたつく、冷房はどこにもない。




りりの冬用毛布がなくっていまだに赤ちゃん用のにくるまるか、

私たちのところへもぐりこんで、狭くるしい冬を送っていたので、

今安ければ買っておこっかな?!と思い、

お店のMOCA(店員)を呼び、値段を聞いてみた。


すると、赤札でもなく、ちっとも安くなってない値段っぽいバーコードが

普通に張られていて、それがすでにバーゲン価格なんだという。

嘘つけ、 130RS、(約6000円)ぜんぜん安くないじゃないの。

冬場だってそんぐらいしてたよ。


「もっと安くできないの?」と聞いてみると、


「もうすでに安くなっています!」とのこと。


更にしつこく、


「こんなに暑い割りに、あまり安くなってないじゃない」


と品もなく言ってみると、


「3回までの分割払いもできますよ! 品物もいいものだし!!」


だって、、


わたしゃ分割で高く払うなんて嫌いなんだ、

一括で安くないんなら買わないよん。。


真夏の猛暑で値段も大幅値下げかと思いきや、

店頭で普通の価格で売られる毛布。

なんのこっちゃ。。 買う人いるの???

なんか見てるだけで体温上昇、

お値段を見て頭ン中はスーッとクールダウン。


不思議な事にここではシーズン過ぎて売れ残ったものが、

翌年またもとの価格で販売されている。

ビキニなんかもそうだ。 

埃にまみれて薄汚れていても値下げしない。

去年の売れ残りが新商品に混ざって

バーゲン前の値段で堂々と陳列されている。



そんなわけで毛布への興味を失い、

なんとなく夏物を見ていた。(全く買うつもりはないのに)


すかさず店員が、


「すでに誰かがアテントしています?Tシャツをお探しですか?」


と聞いてきたので、


「いえいえ、なんの気なしに見てるだけで買うつもりないんです、

 ただいろいろ全般的に見させてもらうわ」


と断り、あっちこっち広い店内を移動するとピタリと横についてくる。



店員をしている知人に、なぜブラジルの店員はピタリとお客をマークし、

何を見るにもいちいちあれが見たい、これが見たいと、

店員を通してでないと十分に物色できないのか、

と聞いてみたところ、やはり第一には売り上げのノルマ、

次に万引きという不届きな客がいるからだそうで、

試着室へ入り、着ていたズボンをハンガーにぶら下げて

商品を履いて帰ってしまわれたり、

小さな商品をカバンに忍ばせて行ったりということがよくあるらしい。


その際警察を呼ばず、なんだかんだ理由をつけて

怪しいお客のバッグをお預かりしますといって、いったん預かり、

中身をチェックして万引き商品を見つけたら、

お店側はなんの知らせもなくバッグから取り返したあと、

そ知らぬ顔でお客にバッグを返すというから、

なかなかどちらも肝が据わっている(笑)

お客が入ってきたら買おうが買うまいがとにかくピタリとマークして

行動をチェックする必要があるらしい。



さて、最後にサンダルのかわいいのを見つけ、

買わないのにサイズを申し付けると、

試着のためにとりに行ってくれたが、

私のサイズはすでになかった。


店員がとりに行っている間、椅子に座って待っていると、

前の客が試着してそのまま置いてあった子供用のサンダルがあり、

それをリリが見つけて、これが欲しいと言い出した。

サイズは大きかったが、とても似合っていた。

それで店員に、値段だけでも調査しようと思って聞いてみると

40RS(約2100円、気分的には4000円)

ははは、こりゃ買わないよ。 っつか、買えないね。


はっきりと買わないからいいわ、ありがとう、

と店員に言って店を出ようとすると、

店員は「え?大丈夫? お子さん、熱出したりしない?」


と聞いてきた。


「ハァ~?!  ああ、あれね、ううん、ダイジョブダイジョブ、

うちではそういうこと起こらないから、」


というと、店員さんは


「あ、そうなの? ほんとに、、 

でも子供ってなにかものすごく欲しがるときに与えなかったら

熱を出したり病気になったりするから、、 

もっとも、私の出身のバイーアではそれほどでもないけど、

サンパウロに来てから接客をしているとそういうお客さん多くて。。

このあいだもどうしてもお人形が欲しいという女の子が両親と現れて、

買ってあげなかったためにひどい熱にうなされていたの。

でもうちのお店にはあいにく目当てのお人形がなくって、

両親は困っていたわ、、」


「その後どうしたの?」


「分らないけど、子供のVONTAGE(欲求)をかなえないと

病気になるっていうでしょ、ほんとにそういう子供が多いのよ」


といっていた。



そこで私は


「うちの子たちはそういうことはないわ、悪いけど笑っちゃう。

大体買ってあげられる状況にないものを買えないからといって

いちいち熱出されたんじゃたまらない、

それはわがままなんじゃないの??

日本じゃそういう迷信聞かないなぁ、

私たちには起こらないから、心配ないよ」


といっておいた。


そうすると、まだサンパウロ慣れしていないような店員さんは

外国から来た私にシンパシーを感じたのか、

いろいろ話を始め、しばし立ち話に花を咲かることになった。


ここの親はちょっと子供が熱を出したり具合が悪くなると


「なにか欲しがっているんじゃないのかしら」


なんて話になるみたいなんだけど、

うちの場合、買えないものは買えないことを説明したらそれでおしまい。

もし子どもたちがそんな症状が出ていたらえらいこっちゃ。。



これはおもちゃとか衣類だけでなく、

食べ物でもそうで、よその子が食べているお菓子をじーっと見ていると、

病気予防といわんばかりにちぎって分けてくださる。


じーっと見ているということは欲しがっている
       ↓

欲しがっているのにあげないと病気になる、
       ↓

食べているものをちぎってでも分けてあげなくては!

というのだ。 


(ちなみに分け与え方はちっともイヤミじゃなくて、
 みなさんサラッとごく自然に気分よく分けてくださる) 



こういうとき分けてあげないで欲求不満にすると、

お腹に虫がわく、という人もいる。

本当にわいて手術した子供の話も聞いたことがある。



食べ物くらいならまだいいけど、

欲しがるおもちゃを買ってあげられないからって

熱出されたりお腹に虫がわいたりしちゃ大変だね。。

そんなときはどうしても買い与えるのか??!!

熱を下げるには買い与えるしかないという事になるのか。。


子供の食欲、物欲を抑圧すると病気になるという迷信めいたものを、

多くのお母さん方が信じている。



さて、日本ではどうでしょう?!

日本に里帰りしたとき、うちの子が

いろんなありあふれる商品を目にしながら

おねだりしないので、いい子だねえ、と伯母に言われたことがあったけど、

それは単にいつも買ってあげられないし、買わないしってことで、

ねだる事を知らなかったという(爆)  慣れでしょうね。


日本のショッピングやスーパーであれ買ってこれ買ってと

キィーキィーヒステリックな金切り声を出して

わめいている子供たちを見かけたけど、

そういう子たちも買い与えないと

熱が出たり病気になったりするんだろうか?!

くわばらくわばら。。


そうは言っても、うちの子も今では日本の

おもちゃの宣伝満載の雑誌なんか見て

どれがいい、これがいい、日本に行ったらこれ買って!

なんていっているし、

出かけると必ずアイスクリーム買って攻撃が始まり、

買わないと機嫌悪くなるので買う。

アイスクリームならまだいいけど、どんどん規模が大きくなると大変だね。


魅惑的なモノのあふれる日本にいたら、

この子達もどうなる事やら。。。


大人の私だって、あれ買ってみたい、これもいい、なんて目がくらむ。

こちらに住んでみると、モノがないならないでなんとかなる

という事がわかるけど、物への執着、

モノからのじゅ縛はなかなか取れない。

品質、量、種類ともに絶大なモノ大国日本にいると、

どうしてもモノに対する目が肥えて、

モノがそろわないのがつらくなってしまう。

そうやってつらくなること事態が不幸だね。



自分が子供の頃欲しくても買ってもらえなかったことがあるから、

子供たちには買ってあげたいという気持ちや、

子供が欲しがる気持ちって分るけど、

もしかして必ずしも欲しがるものを買い与える事が

子供にとっていいこととは限らないような気もする。

まぁうちはなんでも買ってあげられるような状況にないので、

買えない、買わないということもあるんですが。。。


モノって一体どこまで必要なんだろう?

大して役にもたたない大事にされないのにただ作られている大量のモノたちって、

石油の無駄遣いなんじゃないのかなあ、とか思ったりする。。

(プラスチック製品だとね)

でもかといって極端に原始時代のような生活でいいとは言えないし、

皆さんどう思われますか??



・・・余談・・・


日本からこちらに来た当初は足りないものばかりが目に付いた。

同じ品物でも日本の使いやすくできている包装や入れ物の機能性、

どこどこのメーカーのあの商品じゃなきゃイヤだ!とか、

日本には当たり前にあるのにここではないものが多すぎて

気が狂いそうになったことも。。

ああ、日本のあれがここにあれば!と思うものにばかり意識が行っていた。


例、、火箸や熊手、はさみ、ブラジャー、ゴム手袋、台所用洗剤、

   ゴムベラとかトイレの便座カバーとか、
    
 その他日用品、食べ物などなど。。


なのでしばらくは日本の家族に”欲しいものリスト”というか、

”足りないものリスト”なるものを作って、

事細かに指定して注文していたけど、

最近そこまで細かに注文しなくなった。

そんなに強いこだわりを持って自分の欲しいものを送ってくれと頼むのが

傲慢な気がするし、ないならないでだいたいはどうにかなる、

使い勝手が違っても使えるならここで調達すればいいんだから、

というわけで、以前は遠慮なく欲しいものを

事細かに書き連ねていたのだけど、

最近はどうしてもここにないもの、

代用できる品のないもののみになってきた。

(でも、全くナシで、という風にもなれないんだな。。)



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Last updated  2006.03.05 10:34:40
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