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テーマ:海外生活(7779)
カテゴリ:ブラジルあれこれ


最近町にある図書館で会員登録をし

利用し始めました。


以前は開いているのかどうかもよくわからない建物だったのですが

ペンキを塗ったり改装してから若者たちが出入りしており、

思い切って中へ入ってみると、そこはまさに図書館!


否、図書室といった規模ですが、

棚に並ぶ本たち、落ち着いた雰囲気、気のいい職員の方々、

絵本もあり、心理学もあり、語学もあり、歴史書あり、

本の少ないブラジルでの生活が一気に輝きだしそうな

めっけもの!



一人2冊まで1週間貸し出しOK.

登録に必要な証明写真2枚、電気代などの居住証明になるもの、

身分証明をもって登録。



すべてがマニュアルで、コンピューターも導入されていないので

会員カードも図書カードも手作り。

カードに証明写真をガチッとホッチキスで止められ、手書き。


本にはバーコードなどなく、ただ番号が張ってあり、

借りるときは職員の方が手書きでカードに書き込む。


そして利用者は分厚い大きな手帳のようなものに

氏名、登録番号、学年、年齢、来館目的を手書きで記さなくてはいけません。



私とスーの名前を記しながらほかの人の記録を見ていると

利用者のほとんどは8,9,10~15,16歳といった小中高生で

大人はたまーにポツポツ。

私のように30歳主婦、子連れの利用者はいない模様。



子供たちは学校の宿題や何かの取り組みのために

調べることがあってやってくるようですが

普通に大人の読者は少ないです。


それでも職員の方は快く登録して対応してくれました。


ほんとに本というものが生活に浸透していないこのあたりの生活。

雑誌新聞スタンドはあるけど本屋はないし

本好きな人は一人しか知りません。


たまに本を片手に歩いている人がいますが、

その多くは聖書。。。。笑



本がないと生きていけない私は

というか、子供のころから図書館に通い、

本に慣れ親しんで育った私には

まるで昔に戻ったようなうれしさでいっぱいです。


今回、お目当ての本(ガスパレットの)は誰かが借りていたので

図書館で子供たちが一生懸命見ているのを見て

私も見たい!という衝動に駆られた世界地図、地理の本を借りました。



livros


もともと地図を見るのは好きでしたが

こちらに持ってこなかったのでじっくりその地形や距離、地名の間を

トリップするのは何年振りでしょうか??


学生のころに見ていたあの感覚からまた10年ちょっとを経て

日本からも出て、ネットで世界のさまざまな地域からBLOG等で発信される

個人的でリアルな、学校で習わないような情報を知ってから

改めて世界地図に目をやると、

ふ~ん、これがあのうわさの国かぁ?!とか、笑



たとえば最近気になる中国、インド方面。

中国って、日本から見てこういう距離なのかぁ、

&香港、台湾、上海といった主要都市の位置、

日本の海面の領土の広さ、

あれこれ照らし合わせ、納得しながら山脈の位置、湖の位置等追っていくのが

大変面白い!


海を越え山を越え


そして、ポルトガル語なので中国の地名も

日本語の漢字読みとは違って表記されていてより中国語に近そう

(中国語にも地方差があるのでしょうが。。。)


たとえば


KAOHSIUNG(高雄か?)

CHONGQING(重慶)

TIANGJIN(天津)

QUINGDAO(青島)


という風に、

中国語漢字の読み照らし合わせはここで!


ほかにもブラジル国内の特産物とか地形とか気候のページもあり

ブラジルで育っていればこういう風に世界を見ていくのか、

という発見あり、なにより若い子達に混じって学べる雰囲気、

家に持ち帰ってみたいときに開いて見れるし、

独得の本からくるにおいも懐かしい。


本はネットで物事を見るのとはまた違った世界があって

図書館は私のお気に入りスポットとなりそうです。

ああ、いいものに出会えてよかった♪













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Last updated  2006.11.27 09:47:20
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