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バックナンバー タイ旅行記★NO1★(ここをクリック) (タイのゴキブリ) (レストランに何故か象) タイ旅行記★NO2★〔7月12日スキューバダイビング学科&プール講習編〕 講習第一日目は学科と プールにて実際にダイビングで使用する 装備を身につけての練習。 早朝に起床し、昨夜とは別の やはり屋台に毛が生えた様な店にて朝食。 昨夜のトラウマからパッタイは敬遠し ヌードルスープを注文。味はまあまあ。 今回三日間の講習でお世話になるのは 24歳女性インストラクターの、がまんむつこさん。 そういえば昨夜、近所を散策していた際 夕飯の為、屋台広場へと出てきた 店長ハジさんとばったり出会ったのだけど その時ハジさんに同行していた小柄な女性が彼女だった。 日に焼け、だぼっとしたタイパンツを穿きこなす二人は 現地人そのもので 二人して歩く姿は夫婦に見えたのだけれど実際は違っていた。 こちらに気付いたハジさんは白い歯で笑い 「現地に溶け込んでるねぇ」 わはは、今回三日間の講習及び滞在期間中の数日で 今より日に焼けて黒くなったら、ますます溶け込むんかね。 今年のテーマは美白なんだけどね。 がまんむつこさんは、底抜けに明るく楽しい人柄で 朝からテンション高い。 名前は“がまん”だけれど 厭なことには我慢などしなさそう奔放な印象。 しかし、まりもさんといい珍しい名前である。 学科は眠くなりますよー。との彼女の言葉通り 始まった途端に強烈な睡魔との戦いとなる。 学科講習は主にビデオを観て、その合間合間 要点のみを、むつこさんの絵心溢れる図を交えた解説を 聞くといった形式で進められるのだけど 解説を聞く場面は大丈夫なんだけれど 冷たいお茶など戴きつつ 扇風機の心地よい風を受けつつといった 快適空間でのビデオの映像はまるで蜃気楼。 抑揚の無いナレーションは、さざなみの如くに眠気を誘い 気が付くと、ふいと意識がとびかける有り様。 これはいかん、と立ち上がって画面に見入る。 不安だった学科試験もなんとかクリア。 特に表を用いての設問は 容量小さなオイラの脳味噌では、理解するに容易くなく ちょっと応用的にひねった問題となると 己の意識とは無関係に、頭の隅ちらちら 幾何学模様が見え隠れして思考停止。 しかしながら、まぁなんとか及第点はとれた様でひと安心。 午後からはプールでの講習。荷台に座席を拵えたトラックで移動。 屋外プールはのんびり静かでリゾート地の趣そのもの。 プールサイドの食堂レストランで昼食 。注文したグリーンカレーには鶏肉が ごろごろ混入していたけれども、ぱさぱさツナの様食感であった為 肉が苦手なオイラにも苦無く食すことが出来た。 ダイビングの機材はずしりと重い。まさに重装備といった感。 水中では、酸素を肺に取り込む為のレギュレーターを 口にくわえて呼吸するのだけれど 平素より口で呼吸する習慣が無い為 常に意識していないと鼻から吸いそうになってしまう。 幸い、鼻はマスク(水中メガネ)で覆われている為 水が入ってくる心配は無いのだけれど 水を吸い込んだ場面を想像すると、それはそれは恐ろしい。 初めは覚束なかったものの、口で呼吸することにも慣れ 恐怖感が薄らぎ始めた頃、ひとつの課題を課せられる。 それは水中に潜ったまま、マスク上部に隙間を開けて マスク内に水を入れ、水が入ったところで今度は マスク上部を正面から軽く押さえ、下部に隙間を作り 鼻息で水を押し出すといった芸当で 最終的には水中でマスクを全て取り外し、再度装着し直した後 同様の要領でマスク内の水を押し出すことが出来なければならない。 考える間もなく挑戦してみる。 しかし、これが思った以上の難関。 マスク内部が水で満たされ、視界を奪われるのは結構な恐怖で 例えば獰猛な野生の虎などですら目を覆われ視界を奪われると たちまち恐怖の為、大人しくなってしまうという。 陸上で生活する生物である人間が、自由の利かぬ水の中 ただひとつの命綱であるレギュレーターをくわえている以外は 全て水没しきっているという、不自然この上無い状況下で 恐怖を感じない方がおかしい。 大体、水中で呼吸が出来ること自体 奇妙奇天烈摩訶不思議ではないか。 しかし、視界を奪われたうえにちょっと気を抜くと 鼻から気管へと容易に水が入ってくるこの状況 少々の咳込みならばレギュレーターをくわえたまま なんとか凌げるものの あまりに苦しくなると、パニック状態となり水面へ上がってしまう。 今現在はプールで練習している為、安全であるけれど 例えばこれが水深の深い海底で同様の状況に陥ったとしたらどうだろう? 例えパニックに陥ったとしても 無闇に慌てて水中から逃げ出すことは出来ないのだ。 急激な気圧の変化が人体に及ぼす力は計り知れなく 最悪の場合、死に至る危険性もあるのだ。 なんとか修得せねば、と幾度となく繰り返し試みるも要領を得ず その度に鼻から水が入り、がぶがぶ水を飲み、げほげほ咳込み そうこうしてる間に時間切れで、本日の講習終了。 くそお。不安を残したまま明日の海洋講習に挑むことに。 プールでの講習が終わる頃合を見計らって、ハジさんが迎えに来てくれ 宿探しを手伝ってくれると云う。 どちらかというと連れてってもらう感じなんだけどね。 一軒目にあたった宿は、まあまあ綺麗 落ち着いた雰囲気で800バーツ(2400円程度) 二軒目は「これくらいでいい所があるといいな」と 予算的に予定していた500バーツ(1500円程度) 離れの様な造りで解放感はあるけれど、古びていてしみったれた感じ。 まあ、講習を受ける数日間のことであるし我慢してもいいか と一旦はそこに決めかけたのだけれど その宿に隣接するホテルの部屋を拝見し、またその価格を聞いて驚き 飛びつく様に即決。 そのホテルの部屋は、非常にお洒落な造りで落ち着いた雰囲気。 更にはエアコン、テレビ、冷蔵庫にホットシャワー付きで 750バーツ(2250円程度)とは文句無し。 今はオフシーズンなのでこの価格だけれど、ハイシーズンともなると 倍の1500バーツ(4500円程度)になると云う。 ここの管理人夫婦は、仲睦まじく見ていて微笑ましい。 初めのうちは、姉弟かと思っていたのだけれど 29歳、23歳の姉さん夫婦だそうで 姉弟にしては仲良すぎると思った。共にミャンマー人である彼ら 夫の方はまだタイに来て一年足らずだそうで タイ語も英語もままならない様子。はっは、オイラと同じだ。 なかなかの美男子で好感持てる男だよ。 続きを読む(ここをクリック) ヲシテネ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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