ウィスラーのホテルで金庫をブロック!
私は26日で仕事収めでした。今回のウィスラー行き実現の為に、10月頃からかなり前倒し気味に仕事を進めて来ていたので、最後はなんとかいいペースで全てが終わりに漕ぎ着けられ、年末を迎える事が出来ました。ゆったりしたところで、またウィスラー方面に気持ちが飛ぶんですよね。帰ってからもしばらくカナダ気分は抜けず、日を追うごとにいい思い出が蘇って来ます。これまでの数少ない海外行きの中で、今回はじめてと言ってもいいでしょう。自分参加型の滞在を楽しむ事が出来たのは。初めて外国の人の言葉を聴いて、実際に自分がそれに対して返答している。案外現地の人はショートセンテンスの応酬で生き生きとやり取りしている。日本風に言うと(丁々発止のやり取り)といったところでしょうか。リンク先さんが書かれておられたように、まさに会話は気合と思った瞬間でした。英語の奥深いところはわからないです。けれど、日本語の音源にない音楽的な要素、交わされる言葉に日本語では出せない一種の深みが含まれている…。いつの頃だったか、英語の持つ魅力に頭を打ちぬかれた日の事を思い出す。(そうかこれだった。私の求めていたものって)前記のマクドのおねえさんを捕まえて話した事が自分の中の殻をうまく破ったようです。自分から始めないと何も始まらない。現地で働く人は決してカナダ人だけ、米国人だけではないようです。お店の人のIDタグには例えばオーストラリア(シドニー)出身と書いてある。IDタグを着けていない人でも、南方系の顔立ちをした人も。アジア系の人も多い。アメリカ、カナダ、多くの諸外国は移民文化の国々で、日本のような単一民族でない事を実際に認識する。〈アジア人〉というくくりの中の日本人は、欧米の人から見分けがつくんだろうか…そんな?が沸いてくる。旅行の英会話といえば、あまり長文は必要とされない。外国人のなまの言葉を聞き取って、自分の話す声を自分が同時に聞き取りながら基礎練・コソ練(スキーか)をするには絶好の環境じゃないですか。カナダに行くまでに、旅行の会話とかいうCDを聞き込んでいた事もあって、相手の発している内容はパターン化して掴みやすかった。CDで言ってる事、はたまた平常でNOVAでやってる事とおんなじ言い回しやん!ショートセンテンスで旅行中ひとまずの会話が成立するんなら、こっちのもんだい!(どんなもんなんだ?)ホテルの部屋に入って。お財布をセーフティボックス(金庫)に入れておこうと、ひとまず説明書きをみて操作。ガチャガチャと操作し過ぎて、皆のお財布ごと詰めちゃった。フロントに電話しましたよ。身振り手振りが通用しない電話は英語の勉強の中でも結構やっかいもんなのですが、心を落ち着けて、自分の言いたい事だけをシンプルに相手に伝える事だけ考えました。『Seafety box,s blocked. Could you come to my room? Room number 125.. 』相手にはなんとか伝わったみたい。すぐに来ると。苦戦したのは、自分がフロントに行って事情を説明したほうがいいのかフロントが来てくれるのか…。何度か聞きなおしてわかりました。しばらくしてメキシコ系の顔立ちをした金庫解除マンがやって来ました。『No problem!』陽気に言ってくれてちょっと安心する。そして『これから当社だけしか知らない開錠の為の暗証番号を入れますので』と言って金庫を自分の体で見えないように作業を始める…っぽかったので『Let,s close we eyes』と返したら、肩を一つ揺すってHAHA!ウケてくれました。会話の一つ一つは小さな事で、多少間違っていようが合っていようが、会話をする事によって相手の人柄とか、背景にあるお国柄まで感じる事が出来ることがよくわかりました。これは外国語、日本語に限らない事ですね。これからは、駅前留学だけじゃなくて、現地で生きた会話に親しむ為も含めて、毎年リピ出来たらいいな。いや、行きましょう。きっと。カナダの思い出。どうもスキーの事が出なくてすいません。こうして書いていたら自分の中で次の目標がうっすらと見えて来ました。実現するかはまったくの未定ですが、いつかNYのタイムススクエアの前に自分を置いてみたいんです。実は積年の私の中の思いでもあります。25歳の時に出会ったモダンジャズの魅力。本場でいつか本当の音に触れてみたいからなんです。何歳であっても夢は多く。いつかかなうといいのですが。