テーマ:美術館・博物館(1559)
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本日私は友人のSさんとふたり、岩手町の石神の丘美術館に土偶に逢いに行ってきた。4月12日まで土偶の展示会『いーはとーぶ ドグウ★ブギウギ』を開催中なのだ。
さすがに館内の写真撮影は気がひけたので、絵葉書を一枚買ってきた。いろんなスタイルの土偶が描かれている。 岩手は実は土偶の出土数が日本一なのだそうだ。(およそ2000個以上) あの教科書に載っているあまりにも有名な遮光器土偶は岩手は手代森遺跡から出土され、国の重要文化財になっている。・・・絵葉書でいうと上から2列目の左から2番目。 他にも色々な土偶の実物から写真から展示されていた。後ろ手に縛られてひざまづかされている、いったい彼に何があったんだ・・・というような格好のものから、「アイ~ン」してるようなもの、「ひげダンス」してるようなもの・・・など、いったいどんな意図で作られたんだろうと思うような土偶もあった。 「交通の便もよくなかった時代に、これほど離れた土地で同じような形に作られているのって、何らかの形で流通というか、当時の流行を創った人とかいたんでしょうねえ。」とSさん。 なるほどよく見ると手足の太さや広げ具合なんか、とてもよく似ているものがいたるところで出土している。身体に刻まれた唐草模様や、点線で描かれている模様なんかも共通している。 「大昔の人たちって、かなりおしゃれだったのかもね。」「この当時の先端を行ってるアーティストも存在したってことですよね。」なんて話をしながら、今よりももっとゆったりしていて、バングルやブレスレットでおしゃれにも気を配っていたであろう「まほろば」の大昔に想いをはせた。 それにしても、そんなに土偶と縁の深い土地柄だったとは今まで全く知らなかった。ということは遺跡も数多く存在するわけで、いにしえより栄えていたのではなかろうか、岩手。 かわいい土偶や今風な顔つきの土偶なんかもあって、けっこう楽しい展示会なので、まだ4日ほどあることだしお近くの方は一見の価値はあるかも。 みなさんのお近くには、いにしえびとに想いをはせる遺跡などおありですか。 たまにはそんな場所に立ち、縄文の風などに吹かれてみるのもいいですね♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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