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今巷で「かっこいい男」といったら、必ず名前があがる人、水嶋ヒロ。ちょっと前まで「メイちゃんの執事」というドラマに出ていた。 なるほどスラッとしていてかっこいい。いや、私から見ると「かわいいなあ、こんな子が息子だったら楽しいだろうなあ。・・・いや、かわいすぎて嫁にとられたくなくてバトルになったら困るなあ。」という感じだろうか。その程度の認識しかなかった。 それが先ごろ歌手の絢香さんと結婚したことで、私の中の認識度もポイントもあがった。別に「歌手と結婚したから素敵☆」ってことではない。「彼女の病気までひっくるめて、守っていきたい」という言葉を信じたいし、素晴らしいなと思ったのだ。 彼の妻、絢香さんはバセドウ病である。何もかもが違いすぎるが、持病だけは私も一緒だ。バセドウ病・・・傍から見るとわかりにくい病気。傍から見てわかるくらいになったら(眼球突出、頸部腫脹)かなりの重症なのだ。 ものすごく疲れやすくなって、少し動いただけで動悸がひどくなる。手足に力が入らなくなってきて、手が細かく震えたり、全身がむくんできて異常な食欲が出て、だけどその逆に体重が減ったり・・・と体のいろんなところがコントロールできなくなってしまう。 だけど傍から見るとそれはまるで、単なる仮病ぐらいにしか見えないのだろう。でも本人にしたら地獄の苦しみなのだ。結婚の報告と同時に絢香さんは、病気のことも告白した。話しながら泣いた。すごく気持が分かる。頑張りたくても、体が言うことをきかないつらさ。親が死んでも休めないような世界に身を置く彼女もまた、一日、一日がしんどかっただろうと思う。 でもそんな中で一番身近にいて、共に生きていく「家族」が理解してくれて、しばらく仕事を休んで治療に専念するという。理解してもらえたこと・・・それだけでも彼女には大きな心の支えになったことだろう。 バセドウ病は急性期は特に「身体に無理をさせないこと」が薬との併用で一番効果がある。もっとひどい場合は手術しなくてはならないが、その場合もやはり多少の入院治療が必要になる。治療に専念できるなら、それにこしたことはないのだ。 人はとかく自分が同じ境遇にないと、他人のことを理解できないし、理解しようという努力もしたがらない。だけど、どんなに今が健康でも人間なんていつ、どうなるか分からない。 人並み以上に歩いたり走ったり、バンバン働いている人でも、明日動けなくなるかもしれない。 周りより突出して記憶力がよかったり、高給取りだった人が、急にいろいろ分からなくなるかもしれない。 人の痛みが分かる人間でいたいなあ・・・と自分でも思う。 ヒロ君にも、ずっと今のままの気持で奥様を見守っていってほしいなと思う。芸能界の先輩がたのいらざるところは真似せずに。そしたらほんとにいい男だ。おっさん好きの私もファンになるかもしれない。 絢香さんも、しっかり養生してよくなってほしいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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