テーマ:今日の出来事(292965)
カテゴリ:うしと暮らせば♪
今月の28日から、村内の馬さんたちをかわきりに村営の放牧場への放牧がはじまります。そのあと、牛たちが放牧(地元では山に登るという言い方をしますが・・・)され、だいたい10月くらいまで岩手山の裾野の風光明媚で涼しい場所で過ごすことになります。 今年は当牧場でも9頭の牛を放牧する予定です。秋にはすっかり強靭な足腰になって帰ってくることでしょう。足腰が丈夫なのは、牛にとってとてもいいことです。 そんな緑豊かな岩手山の山懐に抱かれた放牧場は当牧場から車で10分(近っ!)。用足しに行く途中に、山の斜面の緑の中に草を食んだり、かけっこしたりしている牛や馬の姿が見えちゃう距離です。 そんな牧草食べ放題なイメージのある放牧場ですが、実は数年前、あまりの冷夏で草が伸びず、山に登った牛たちが軒並み痩せて帰ってきた年がありました。 そんなことにならないように、本日は当牧場の管内の農協が村から委託されて放牧場に施肥する日です。と、簡単に言いましたけど、広いですよーー。トラクター4台フル稼働で2~3日かかります。 そして本日、不肖この私がトラクターの施肥する機械に肥料を入れるお手伝いを仰せつかりました。クレーン付きのトラックで400キロの袋を2袋吊り上げ、下から紐をほどいて落とします。一気にどわーーーって落ちてくるので、紐をゆるめたらもう、誰にも止められない・・・という感じです。 クレーンを操縦するお隣の酪農家のお父さんに「紐をゆるめたら、すぐ手をひっこめてよ。骨折れちゃうから。」なんて笑顔で言われながら、緊張の連続で仕事は続きます。当牧場主もトラクターで肥料を振って歩いてます。肥料は苦土石灰。白い粒で、真っ白い機械に落とすときも、振って歩くときも真っ白な粉がもうもうと舞います。 みんな花魁のような白塗りになります。特に私は風下にいたのと、他の人より背が小さくて機械の近くに顔があるためか、御職(トップ)の花魁ぐらいしっかりとお化粧しちゃいました。 「綺麗にお化粧しちゃって」とみんなに笑われながら、次から次へと肥料を入れていきます。「これもかわいいうちの子たちが、ひもじい思いをしないためよ。負けちゃだめ!」と自分に言い聞かせながら。 お昼は外でお弁当。まだ少しひんやりしてる空気と、小鳥たちのさえずりと、石を投げたらカツンと当たりそうなさらに近い岩手山。そして、見渡す限りの緑、緑、緑。しばしピクニック気分です。 そして夕方、お日様が岩手山の肩口にぐぐぐうっと傾くまで作業は続きました。顔も、髪の毛も石灰の粉でごわごわです。明日から雨の予報なので、明日雨が降るまで施肥するそうです。 私はモーモーフェスティバルのお手伝いなどあるので、明日はなしですが、怪我なく無事に終わってほしいです。 ああ~、風呂に入って寝なくっちゃ・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[うしと暮らせば♪] カテゴリの最新記事
|
|