テーマ:ひとりごと(15380)
カテゴリ:カテゴリ未分類
先日のお花見でのこと、お隣に座ったご婦人がひとこと。
「うちのお父さんはもう年寄りだから、朝から晩までNHK三昧。」 (げっ、もしや私も老化現象?) ひそかに思いながら、ビールをすすった。 最近私もなんとなくNHKを見ていることが多い。あー、なんか面白い番組やってないなー、NHKでも見っか、みたいな感じで。 さらに面白くないと教育テレビを見ている。「にほんごであそぼ」とか「ピタゴラスイッチ」みたいな子供向けから「日曜美術館」とか「趣味の園芸」みたいなアダルト分野まで。 だけど最近のNHKはなんかキャスティングや番組の中身がけっこう面白い。「にほんごであそぼ」は私の大好きな野村萬斎さんが出ていて、狂言や古典文学の一節なんかを子供と一緒にそらんじたりしているし、「ピタゴラスイッチ」は岩手県出身の菊地君ががんばってるお笑いコンビ、いつもここからが出ているのでなんとなく見てしまう。 他にも「名曲探偵 アマデウス」とか「迷宮美術館」とか小難しくて敷居が高かったクラシックや芸術の解説を面白く分かりやすくしてくれたり、「タイムスクープハンター」みたいに歴史のなかの?をまるでその時代にタイムスリップして、その関係者から取材してるような形式で紹介したり・・・なんか、角度を変えているのだ。だからつい、見てしまう。 そんな私がお昼休みにスタジオパーク(これまたNHK)を何気なく見ていたときのこと。 アナウンサーのとんでもない言葉が耳に飛び込んできた。 「そんな青春時代の憧れ、秀樹さん(西城)にやさい作りまでやらせてしまって、もう、すみません・・・。」 は?秀樹がやさい作り?・・・ってことは畑仕事をしてるの?あのヒデキが? 私の頭のなかには上下のヤッケに黒のゴム長靴を履いて、新緑よりももっと色あざやかな「農業共済」の帽子を被って鍬をかついでいるヒデキが浮かぶ・・・。 えー!えーーーー!! と次の瞬間画面に映ったヒデキは、小粋なキャップに襟を大きめに開けたシャツ、ダメージジーンズにブーツ姿(いや、ゴム長かもしれないけど、なにせ脚が長いからブーツにしか見えない)。 そりゃそうだよね、そうでなくっちゃヒデキ。 なんと「趣味の園芸 やさいの時間」に出ているらしいのだ。ということは秋田弁でコスプレ、コント大好きのあの講師先生から教わっているのかあ。 ヒデキ、やるなあ♪ NHK、無理させよるなあ。 とかいって、ヒデキ、ヒデキとまるで何十年来のファンみたいに連呼しているが、実は若い頃のヒデキはちょっと苦手だった。ギラギラ度がすごいんだもん。同じような感じで世良さん(ツイスト)も苦手だった。素肌にジャケットとか、なんだか照れくさい度がMAXになってしまうからだ。 でも「おじさん」になったヒデキも世良さんも素敵である。おしゃれして、自分の音楽を追求して。 今また、果敢にも畑仕事にもチャレンジするという。なんか親近感がわいてくる。 だけど、「8時だよ全員集合」でも「カックラキン大放送」(古~~っ!)でも歌にコントに全力投球だったヒデキのことだ。きっとやさい作りも頑張っちゃうんだろうな。 そしてNHKの思惑にまんまと乗せられて、また今年もやさいを育てちゃうのだろうな。 番組チェックしながら・・・。ああ、やっぱり年なのかも。 ヒデキ・・・ぶらりと入った洋品店でスーツを買っても、裾あげのいらない男。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|