ひねもすのたり牧場日記

本日、当牧場に２頭の雄の子牛が生まれました。どちらもクロちゃん。といっても黒毛和種ではありません。お父さんが黒毛和種、お母さんがホルスタインという交雑種（こうざつしゅ）。


Ｆ１（エフワン）と私たちの間ではよんでいます。肉用種です。


今回、お母さんはどちらも初産で予定日より遅れていたので気にしていたのですが、１頭が産気付き、介助して無事お産。・・・と、隣にいた子も産気付き、立て続けにお産。


おもしろいもので、１頭が産気づくとなんだか生みたくなっちゃうのか、産気が伝染するのか、すぐに違う牛もお産するってことがよくあります。ちなみに今回はどちらも安産、大忙しでしたけど、ほっとしました。


折しも今日はヘルパーさんがお仕事してくれる日。ああ、こんな日は少し早くからゆーーっくり、のーーんびりしたいものを・・・。あ゛ーーーー、忙しかったーーー。


と、ぐったりしていた私の真一文字になってた目は、次の瞬間、大きく見開き、きらきらと輝いたのでした。なぜなら・・・。





ひゃああああ！！　くわがたあああ！！　もう、どっからきたのおお！！


くわがたです。あまり大きくはなかったけど、この光沢、このフォルム・・・。子供の頃からくわがたとかカブトムシとか大好きなので、もう一人でハイテンションです。


これだけ自然に恵まれてて、カブトムシは沢山見たことありましたけど、なぜかくわがたはここ数年見かけなかったんですよね。それが、この立て込んでて忙しい日に、急に私の目の前に現れるなんて・・・。


彼らは夏休みのイメージがあるために、なんだかちょっと早い気もしましたが、テンション上がりました～。


ああきっと神様が、ちょっと沈みがちだったり、忙しかったりしていた私を元気付けるために遣わしてくださったのだ・・・と解釈することにしました。





そしてまた、ばたばたと忙しく動き回っているうちに、彼は緑が眩しい木々の彼方に飛び立っていったのでした。籠のなかに入れて楽しむのもいいけれど、マイナスイオンの降りしきる森林のなかを飛び回る姿を胸に描きつつ、仕事をするのもまた一興・・・。


久々に童心にかえったひとときでした。（うそうそ、年から年中童心じゃん、と、つっこみが聞こえてきそう・・・）　あの頃の夏休みに戻りたいなあ・・・♪