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毎日毎日よく降ります。ちょっと晴れ間が見えたかと思うと、にわかに掻き曇っていかずちとともに土砂降り・・・そんな日が延々と続いています。
そんななか、曇り空の下ではりきってる子達がいます。 つばめの子供達です。どうやら当牧場の軒先に巣をつくっていたつばめの夫婦の子らがお空デビューしたようで、3羽並んでいるのが子供たちで、飛んできてお手本をみせているのと、後ろから見守っているのが両親みたいです。 黙って見上げていると、右ならえでもしたかのようにちゃんと等間隔に並びなおしてみたり、まわれ右したときにぐらついてる子がいたり・・・。ちょっとちいさなタキシードを着たちびっ子たちが、おっかなびっくり、あっち向いたりこっち向いたりしています。 「ほら、こうやって飛ぶんだよ。こわくないからやってごらん」 「だあってぇ・・・」 「こわいもおん・・・」 この子たちにも不安ながらも夢があるのかもなあ。広い大空を飛んで、どこまでも飛んでいって、いろんな世界を見たいな・・・なんて思っているのかもしれない。 そんなことを考えながら口をぱっくり開けて空を見上げていると牧場主がひとこと。 「見ててもいいけど、ひっかけられんなよ」 にやにや笑う牧場主の視線の先には、つばめのふんでまっしろになった我が家の車が2台。あいたた、やられた。 つばめは毎年、当牧場の牛舎にやってくる。あるときは軒先に、またあるときは蛍光灯カバーの上に、夫婦で何度も何度も下見して「マイ・スウィート・ホーム」の場所を決め、せっせと材料を配って作りあげる。 やがて出来上がった巣のなかに、いつのまにかちびちゃんたちがピーピー鳴いてひしめきあっている。するとまた、パパとママは一生懸命子らにごはんを運んできて大事に育てあげる。 そして晴れて「お空デビュー」、大空に飛び立つのである。 彼らを見てると、齢四十の私もがんばらなきゃと思う。あらゆるところを地球に引っ張られても負けちゃだめだ。夢見る未来が昔の半分くらいになってても・・・負けちゃだめ。 私も頑張るから、ちびたちも頑張って飛べるようになりなね♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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