ひねもすのたり牧場日記

最近、日本でもインフルエンザが流行していて、重篤になっている人たちの情報や熱さまシートをおでこに貼った子供の映像が連日テレビで放送されている。


マスクの在庫が不足しているとか、先進国がワクチンの買占めをして他の国に行き渡らないのでは・・・なんて話もあって少々心配である。


そんななか、我が家にも熱発した子が一人。





いつもは搾乳のときも「ねえね、遊ぼうよ～。」なんて顔をなめるやら、頭突きするやら、搾乳機をかけようとすると脚でひっかけて落とすやら、お転婆な彼女だが、今日はまったくおとなしい。


耳は垂れがちになり、食欲もなく目もとろんとしている。搾乳するには楽だが、いつもがいつもなだけに心配だ。身体に触れてみると、いつもより熱い。


熱を計ってみると４１度。普通、牛の平熱は３８度くらいなので、かなりの高熱だ。獣医さんに電話して往診してもらった。


うちの子はインフルエンザ・・・ではなく乳房炎。細菌感染でなるものと、搾乳機をかけるときに乳頭がまっすぐ入らなくて炎症を起こしてしまう場合がある。


注射をして、さらに乳房にも直接薬を入れてもらう。これで少し熱がひけるだろう。


ちなみに牛はおでこに熱さまシートは貼りませんが、首の後ろを冷やすのは熱をさますのに効果ありです。


こちらは元気はつらつ、チビッ子軍団。



「えっ、なに？」




「まいっか。食べよ、食べよ♪」