テーマ:政治について(20239)
カテゴリ:カテゴリ未分類
昨日8月30日は日本中が嵐の中にいた。総選挙である。結果は、民主党の圧勝に終わった。
政権交代である。 今の政治から変わってほしいな、という漠然とした希望はあったし、自民党に対する逆風がすごいとは聞いていたが、これほどひっくりかえるとは正直思っていなかった。 ただ変わったからには、国民が最低限でも仕事ができて、安心に暮らしていけるような国づくりをしてほしいと思う。 民主党のマニフェストの目玉は、子供手当て26000円の支給、高校教育の無償化、高速道路の無料化、年金月額最低70000円の保障などがある。 我が家は子供もいないし、高速を使って遠出することもない。一見しただけでは、我が家にメリットはない。 でも「各家庭で子供を育てる」意識から「国の宝として国全体で育てる」意識に変えることは素晴らしいと思うし、子供達には「格差」なんてものによって教育を受ける機会がなくなったりするようなことはあってほしくない。 だからその分我が家は負担が増えるかもしれないけど、議員も国民もどこかでちゃんと「痛みわけ」して、そのかわり「生きたお金」を使って「生きた国家」にしたらいいと思う。 ただちょっと思ったのは、年金月額最低70000円とか83000円(他政党)とかの保障を掲げているけど、それってどうやってその金額にしたんだろう。 議員さんがたは、それで暮らしていけるのかな。 それなら医療費の負担とか、住居等の負担とか、もっと高齢者の暮らしを支えることも考えないと、暮らせないよお。「月15万円の年金生活」なんて悠々自適な暮らしを紹介してる雑誌があったけど、そりゃあそのくらいあったら暮らせるよ、暮らしなよって感じだ。 国民も選んで終わりじゃない。ここからが、ほんとに舵取りを見て、考えて暮らしていかなくては。 今回、私の小中の先輩が議員に初当選した。その方の家は昔住んでいた家の道路を挟んではすむかいで、ほんとにご近所だった。年齢は5つ離れているので、あまり交流はなかったけど、出稼ぎで大工さんをして働いているお父さんがいて、留守を守ってつつましく暮らすお母さんがいて、というおうちだった。当時、その地域ではほとんどがそういう生活だった。 そんな小さい頃の暮らしの延長線上にいるような生活をしている家庭は、東北にはまだまだある。一方都市部では大手企業や官公庁に勤めてお金にも時間にも余裕のある人たちもいる。 そういう地域格差や第一次産業などの収入や生活の向上を目指したい・・・と、数年前たまたまうちに挨拶に見えた先輩は語った。 よく「政治は政治をよく知ってる人でないとだめだ」とか「実績のある人でないと予算をもってこられない」という話をきく。 でもそれを鵜呑みにして、そういう人に任せていたら、いつの間にか日本には膿がいっぱいたまってしまって、そして破裂してしまった。 大工の息子が政治家になってもいいんじゃないかな。不自由を感じて、ハングリーな気持ちを抱えて育ってきた人のほうが、庶民の気持を汲み取れるところもあるかもしれない。 今回、私は先輩に託してみようと思う。一年生議員には出来ないことも多くても、一年生にしかできないこともあると思うから。 そして一票投じた責任を、ちゃんと政治を見守り、YESやNOを意思表示することで果たしていきたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|