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雪が降り、寒くなってきた今日この頃、私はウォーキングを始めた。
最近なんだかいろいろなところが「退化」しているのでは・・・なんて思って。 といっても街へは遠い当牧場。クリスマスカラーに染まったウインドウを眺めながら・・・とか、川沿いの小径を季節の風を感じながら・・・とかはいかない。 歩くとするなら、それは目の前に広がる・・・。 雪原である。(牧草地) 雲の流れる音さえ聴こえそうな静寂。 他に聴こえる音といえば、きしっ、きしっという雪を踏みしめる音と、ききききっと時折鳴く鳥の声。 凛とした空気だけは、抜群にうまい。 五線譜みたいな電線に、音符のように記号のようにからみつく雲。 狂い咲きの梅?・・・・いえいえ、つるうめもどきです。 こんな雪原を彷徨っていると、なんだか「氷点」の陽子みたいな気持ちになってくる。 世を儚んでしまうような・・・って、おいおい、ウォーキングだろ。 雲の流れが速い。 雪とそれが溶けてかえって滑るような感じで、なんだかけっこう歩いたような感覚だが、30分そこそこ。 はじめたばっかりだし、このくらいからぼちぼち続けよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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