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先日、朝の番組に杉田かおるさんが出ていた。
杉田さんというと、なんとなく「酒豪」で「けんかが強く」て「イケイケ」なイメージの人だったが、その日見た彼女は全く違っていた。 もう1年くらい前になるらしいけど、3ヶ月で10キロ痩せたのだという。 だけど、ただ痩せて美しくなったから見た目のイメージが変わったのではない。 なんというか、子供みたいな無垢な感じ・・・透明な感じ。笑った顔なんかも心の底からの感動とか喜びからあふれ出ているような笑顔なのだ。 天才子役と呼ばれて小さい頃から芸能界で仕事をして、その子役時代のイメージをずっと背負って生きるのがつらくて、ぶち壊すために反対のことをしたりして、本人曰く「失敗した」のだという。 だけど今回ダイエットするのに、自分の身体をあらためて見つめなおしているうちに、いろんなことを学んだのだそうだ。 野菜って味そのものに甘みがあること。 酒と水だけが水分じゃなくて、食物繊維のなかにも水分があること。 食べ物そのものの水分をしっかり摂ることがアンチエイジングにもなること。 そしてかつてはまったくお料理をしなかった彼女が、今では野菜作りからお料理の勉強までしているという。 ちょっと遅くない?って言いたい人もいるかもしれないけど、私は「ああ、今杉田さんは気づく時期で、ほんとの自分の魂の色に気づいてよかったなあ」と思った。 今、ピュアにキラキラ輝いているあの笑顔や瞳こそが、本来の彼女なのだと思う。 人は生まれたとき、きっと誰でも同じようにキラキラと光輝く美しい色の魂を持っているんじゃないかな。 だけど時間を重ねて人生を歩いているうちに、ちゃんと毎日磨くのを怠けたり、泥がはねたり、石つぶてが飛んできて傷がついたりしてその色がくすんでしまう人もいる。 そのまま、それにすら気づかずに生きていく人もいれば、途中で他の人の魂の色や暖かさに触れたりして、またせっせと磨きだしてもとの美しい色を取り戻す人もいる。 私も、かなり長い間くもった魂を磨くことすらしていなかった。というか、自分の目や魂がくもって濁っていることにすら気づいていなかった。 それがある日、急に視界がひらけた。 どんな環境の中でも、ちゃんと自分のなすべきことを知っていて、嫌なことがあっても誰にあたるでもなく、笑顔で淡々とやるべきことをやっていく人がいる。 地味で面倒だったりすることでも、毎日積み重ねて自分の中に経験に基づく知識を蓄積して、昨日より今日、今日より明日と美しく花を咲かせる人がいる。 そんなことに気づいたとき、自分の外側に張った厚い氷が、パリパリパリン!と音をたてて割れたのが分かった。そっから一気に目の前がクリアになった。 どこで何を生業にいきていようと自分は自分。自分の魂が本当に指し示す方向に進めばいいのだ。 「おまえはこういう人生で充分」だとか「おまえの心にさえ蓋をしておけば、あとはうまく流れていく。おまえさえ黙って我慢してたらいいのさ。」なんて行く手をさえぎるようなことをする輩の言いなりになっていることはない。 そんな魂はそんな魂同士、勝手につるんでお互いを低めあっててくれ。近寄ってくれるな。 氷の女王の魔法が解けた瞬間から、私も杉田さん同様、自分の身体とも心とも向き合うようになった。 もう女性として機能できるような日が来ることはあるのかな・・・なんて諦めるくらいに年中出血がひどかった身体も、今はちゃんとバイオリズムを刻んでいる。 基礎体温を測るのに牛舎に入るのが遅くなって「なにやってんだよ!!」なんて怒鳴られてから、もう二度と測るか!お前んちなんか子供もできなくて絶えてしまえ!って思っていた日々。 最近はまた毎朝婦人体温計をくわえている。子供を作る、作らないってことだけじゃなく、基礎体温を測るのって、自分が健康で女性でいるために大切なことなんだってあらためて気がついた。 少しでも潤いをキープしたい・・・と、風呂上りに砂糖、食塩無添加のトマトジュースを飲んでみたり。 年取ってから痩せるとたるむからと、歩いたり、果てはヒップスカーフまで入手してみたり。 憧れる生き方や、素敵な飾らない笑顔や、元気や暖かな気持ちにしてくれる人たちに想いを馳せたり。 そうして少しずつ変わっていく自分に、毎日出会えるのが今、たまらなく楽しく嬉しい。 私のほんとの「魂の色」に出逢えるまで、あせらず一歩ずつ大事に歩いていこう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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