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昨夜、地元のテレビ局の製作しているテレビ番組を見て驚いた。
盛岡でももう、花が咲いている。まんさくが花盛りらしい。 ばっけ(ふきのとう)も、顔を出し始めている。 そっか、もう春なんだな・・・と思う。 私が毎日見ている窓の外は、まだ雪がどっさり積もっている。 ・・・でも、毎日少しずつその雪の背丈が縮まっている。 真っ白で何にも見えなかった景色が、ちょっとずつ見えはじめてきている。 今日も、雨だ。 鼻の奥のほうまできいんと冷たく、刺さるような雪の匂いから、 山の木々にしっとりとからみつくような、雨の匂いに変わってきた。 長い長い、終わることなどあるのだろうかと思うような北国の冬。 でもやっぱり、春は来るのだ。 どこまでもただ一色、白に包まれていた北の大地が、 その内なる熱に解かされて、 だんだん黒々とした土の色に変わっていく。 雉が走りまわり、鶯が鳴きはじめ、 張り詰めて冴えた空気が、 やんわりと春の空に変わっていく。 ああ、春が・・・もうすぐそこまで来ているんだなあ。 そう思うと、朝の光にぐううっと背伸びして、 思い切り深呼吸したくなる。 明けない夜はないし、 花の季節はやってくるものなのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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