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本日、予定日を過ぎた牛もまだお産しそうにないし、授精も治療もないのでかかりつけの診療所に自分の診察に行ってきた。
若い頃は低血圧ですぐに血の気がひいて、頭とか冷たくなったりするのが常だったが、年齢的なこととなかなか安定しない牛(経営とか牛自体の体調とか)と認知症の母の介護や、周囲からのいろんなストレスを受け続けているうちにすっかり血圧が上がってしまい、しかも偏頭痛もひどい時期が何年も続いた。 最初にここの診療所の先生にお世話になったのは、顔面神経痛で右半分の顔が痛み、まぶたの痙攣がとまらなくなったとき。まだ診療所ができて間もない頃だった。 それから数年。肺炎やインフルエンザ、果ては牛に踏まれたとか指先が化膿したとかいうのまで、すべて先生のお世話になっている。 そして、母も身体が弱ってからはずっと往診していただき、最期までお世話になった。 その先生にずっと言われていたことがある。 「だんだん若くなくなってくると、なかなかやせられなくなってくるし、少しずつ生活習慣や食事なんかを見直して元気で暮らせるようにしましょう」ってこと。 その先生にかかるようになってから数年の間に、体重がかなり増えた。甲状腺が悪くなって、体中のホルモンバランスが崩れまくって、精神的にも肉体的にもなんだか何もかもがコントロールできない時期が続いた。 それを身近でみていて、先生は心配してくれて、診察に行くたびに具体的なカロリー摂取のこととか、運動のこととか指導してくれた。 それは指導料として請求できるからいいのよ・・・という人もいるかもしれない。 でも何度も何度も、いっこうに努力を開始しない患者に向き合って、同じことを方向を変えたり、今かかえているストレスのことを親身になって聞いてくれたり、その繰り返しの数年間だった。 それがここ数ヶ月、診察に行くたびに体重が減っていて、元気に笑顔になっていく私を見て、誰よりも喜んでくれたのは先生だった。 先生:「お!すごいなあ!!血圧も安定してきたねえ。もう少し様子見て、これが続いたら薬の量とか中身を見直すからね。」 私:「はい。ありがとうございます。」 先生:「ところで無理してないよね?いきなり食べる量半分とかにしたりしてないでしょ?」 私:「あ、けっこうがっつり食べてます。もたないし・・・。もっと頑張れば、もうちょっと減るかとおもうんですけど・・・。」 先生:「いや、いいのいいの。ペースを保って絶対無理しないでよ。」 私:「はい、ちょっとずつ頑張ります。」 先生:「ところでさ、○○さん。何かあったの?何か気づきとか、こういう気持ちにさせる何かさ。たいていの人はね、私がいろいろ言ってもなかなか実行までもっていけないんだけど。」 私:「ええと・・・、それは・・・、変わりたいなと思って。」 本当は「全然頑張る気のない私に、顔をみるたびずっといろいろ指導して、時には言いにくいことも言ってくれて、体調とこれからの人生のことまで心配してくれる存在のありがたさ」に気づいたからです、先生。 そう言いたかったけど、恥ずかしくて、それとなんだか胸が詰まって言えなかった。 私は自分と、心底私の身を案じてくれる人達のために、元気でいつも笑顔で、ついでに外からも内からもきれいになろうって、あるとき決めたのだ。 誰かに何かに、ただ押し潰されるだけの人生なんてつまらない。 だってこれは私の人生なんだから。 大事に生きなきゃ。 先生:「それとさ、○○さん。いや~、今気付いたけど胸大きかったんだね。前はハラで目立たなかったからさ。」(大爆笑) 看護師さん:「もう!先生ったら!!」(大爆笑) 私:「(こらっ!!)」(大爆笑) そんなこと言うなら先生、「私、彼氏が出来ちゃって~♪ だから変わったの~♪」とか言っちゃえばよかったかな。 そしたら先生、どんな顔して、どんなこと言っただろ。 胸が大きかったのも気づいてもらえたことだし(笑)、さてまた明日から頑張りますよん♪ ウォーキングにベリーダンスに妄想 ユニコーン『ヒゲとボイン』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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