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ひねもすのたり牧場日記

ひねもすのたり牧場日記

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March 12, 2015
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ん? あの河原のもにゃっとした物体は何?


猫かあ。 すごいところに陣取ってんな、お前。


ちょっと冷たいけど、心地いい風と、

融けた雪ごと流れていく、川の音。


気持ちよさようスマイル



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ゆっくりと、だけど春は近づいているんだなあ。

なんて思わせた、日曜日の遠野。


あの猛吹雪を従えて、冬が取って返そうとは、

夢にも思わなかった(いや、なんとなくは思ってた。経験上)


この日の遠野はとてもあったかくて、

お昼は、外のベンチに腰かけて食べたくらいだった。


寒冷地仕様の服装でちょっと歩くと、汗ばむくらいマラソン


『物語フェスティバル』を観に行った。

二部構成で、一部は遠野の民話語りと伝統芸能。

二部は、津軽三味線と語りで綴る遠野物語の世界。


一部の中に、氷口御祝(すがぐちごいわい)というのがあった。
エッセイのサークルでご一緒した遠野のKさんが、以前話してくれたのだが。
古くからお祝いの席で唄い継がれてきたもので、男性は「謡曲」(高砂とか)、女性は「萬鶴亀(まがき)」という歌詞も旋律も異なる二つの唄を全員同時に唄い、同時に終わるというもの。

その時は、へえ、すごいね くらいの気持ちで聞いていたが、本物を聴くと言葉も出ない。


男性は紋付袴、女性は黒留袖の最上級の礼装で、正座して唄う。

つられることもなく、独立したうたをそれぞれ唄って、締める。


独特の和音を織りなし、祝いとも祈りとも思えるような響きに包まれる。

実際に観る機会があってよかった、と思った。


これは、こういうのはぜひとも続けていってほしいな、と思った。


が、ざっと舞台の上を観ただけでも、かなりご年配の方ばかりだ。


だいたい、続けてほしいなんていってる本人でさえ、

正座とか、お念仏とか聞いただけで、「うっへえしょんぼり」となる始末。


私らの世代で、こういうものが絶滅するんじゃないか、といつも思う。

ご詠歌とか、昔からの冠婚葬祭の作法とか。


父方の実家は青森県の弘前だが、

お悔みがあると、地域の女性はみなご詠歌を歌いながら、お墓まで歩く。


とても自然に、まるで、唱歌でも歌っているかのように

並んで、連れだって歩く。


ああいう風景が失われていくのは、なんだか惜しい。

習得までは難しいかもしれないが、せめて「知る」ことからはじめてみるのも大事かもしれない、と思った。













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Last updated  March 12, 2015 11:54:06 AM
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楽天ルシファー@ Re:ほこほこ(01/31)  こんにちは。10年前に頂いたコメント…
toughgirl@ Re:ほこほこ(01/31) うちでは寝室は暖房たかないので、ちょっ…
snow_blue7@ Re:ほこほこ(01/31) ルームシューズとネックウォーマー、寝る…
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toughgirl@ Re[1]:ひねもすのたり牧場 2018冬(01/24) 静華麗さんへ ようやく帰ってまいりました…

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