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猫は長生きすると、妖怪化してねこまたになるとか。
うちの祖母の祖母が飼っていた猫は、年取ったら両手を伸ばして、肉球をいろりの火であっためてた。 襖や障子も手で開けて、後ろ手で閉めて歩いた、とか小さい頃に聞かされた。 ふと、事務所の猫を見やると、 むむむ…… 後ろ手で寝ている まだ、そこまで年じゃないけども、人のまねをするのかもしれない。 うちのにゃあさんの寝姿は、私の寝格好とうり二つであるから 小さい頃は、動物や神様が関係した不思議な話を、けっこういっぱい自然に祖母から聞いて育った。 キツネに化かされた祖母の同級生が、山の洞窟で体操をしていた話とか。 祖母はお稲荷さんを拝んでいたので、何か身に降りかかるときには、枕元に白狐が座るとか。 忘れかけていたけれど、最近、遠野物語に触れたりして、いろいろ思い出した。 遠野物語の原点は、佐々木喜善という遠野出身の作家が、地元の見聞きした話を、柳田国男に語ったこと。 喜善の書いた『聴耳草子』は、お国ことばで書かれており、遠野物語よりさらにおどろおどろしくて、ディープだ。 祖母の語った不思議話に、肌触りが似ている。 これも祖母が残してくれた遺産なのだろうから、思い出したら書き留めて、ためておこうと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 14, 2015 09:11:37 PM
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