カテゴリ:経済小説
ビット・トレーダー ≪あらすじ≫ 矢部恭一は4年前の電車事故で最愛の息子を失っている。 その慰謝料をやけくそで株に突っ込み大当たりした日から、二重生活は始まった。 彼の表の顔は外車のやり手ディーラー、裏の顔はネット株に燃えるトレーダー。 ある夏の夜、恭一は上場企業の社長を名乗る男から、 自社の倒産情報と空売りを利用した裏取引を持ちかけられた。 妻とのすれ違い、娘との不和に焦燥の日々を送る恭一は、 迷いながらもその誘いに乗る。悪夢が始まるとは知らずに…。 株はほとんどやらない私。 ましてやデイトレードなるものはまったく未知の世界。 TVなどでたまに部屋で一人、パソコン相手に数億を動かしている人を見るが 彼らはいったいどんな事をやっているんだろうという素朴な疑問から読んでみることに。 なぜか伊東美咲が書評を帯にのせている なぜ?トレーダー?こういう本すきなの?誰かに頼まれたの? まぁ、そこにはあんまりこだわらずに読書スタート。 漫画の原作を手がけている作者らしく、ストーリー展開はとってもスピーディー。 そして、ともすれば解説が多くなってしまいがちな株取引に関する部分も 素人である私でもわかりやすく書かれている。 なるほど。デイトレーダーってこんなことやってんのか。 前はちょっとやってみたいとも思ったことがあったが、 こりゃ、やんなくて正解だな。 「やっぱりまじめに働くのがいちばんだな」などと考えながら、読了。 おもしろい! 最後まで一気に読んでしまいました。 ラストは秀逸です。 株取引に興味が少しでもある人、 これからデイトレードをやってみようと思っている人、 まずこれを読んでから株をはじめるほうがいいかも。 この本のオススメ度 ★★★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.02.03 08:46:41
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