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つれづれ

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2008年11月05日
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最近は日の暮れが早くなって 
帰りの時間帯には もう辺りは暗くなっています

自転車で通う私は 後ろから来た車のヘッドライトで
踏み切りの脇に思いがけず大きな看板があることに 今日初めて気づきました
反射板で出来ていて 大きさの割りに昼間は目立たないのに
ヘッドライトに照らされると とてもくっきりと その存在が浮かび上がりました

今は脚が悪くなって 歩くということを極力避けていますが
以前は 3キロほどの道のりを毎晩 ワンコを連れて 主人と一緒に散歩しました
夜の散歩は 車に気をつけないと危ないと母がうるさく言って
光に反射する素材の襷を買いました

太陽の出ている時間に見ても 黄色とグレイのただの襷も
夜 付けて歩くと 少しの光にもくっきりと浮かび上がります
自分が付けている襷が光っているかどうかは自分には分かりませんが
先を歩く主人がかけている襷と ワンコの首に巻きつけた紐は
はっきりと光が反射されていて 
ひょこひょこ紐だけが動いて見えて なかなか面白いものでした

最近の反射素材は 本当によく出来ています
でも あくまでも 光を「反射」するもので
真の暗闇の中では 光ることはありません
又 明るすぎる昼間の光の中でも それは光りません


今日 お昼休みに「心のともし火」のHPのビデオで
渡辺和子シスターの「微笑み」についてのお話を聴きました

人が微笑んでくれなくても
自らが微笑みかけることによって 
微笑まない人の心を明るくすることができる というような内容でした

私は 反射板の看板が 光に照らされてくっきりと光ったのを見て
その話を思い出しました

微笑まない人 それは光の当たっていない時の反射板の看板です
そして  微笑まない人に微笑みかけて
その人の心を明るく照らす人は 車のヘッドライトだと思ったのです

たとえ自分が苦しい状況の中にあっても
たとえ相手が苦虫を噛み潰したような表情の人であっても
どんな時でも どんな人にでも 優しく微笑みかけることの出来る人は
暗闇に光る 電灯 あるいは ろうそくの光 焚き火の火

人は皆 光を発することができ
又 皆が 光に反応する反射板を持っているのだと思います

自らの心の反射板は自分の光で光ることもあるけれど
きっと 他の人の光に照らし出されると もっと綺麗に光るのではないでしょうか

けれど 多くの人は 自らの光のスイッチを切ったまま 夜の闇の中にたたずんでいて
自分が光れば 他の人の反射板が輝くということを忘れているように感じます

反射板は太陽の光には反応しません
太陽の光は 全てを照らし 
全てを まさに「白日の下にさらし出す」ものだからです

太陽の光の下では 光らなくてもいいのです
光らなくても その存在が見えるから


私はキリスト教徒なので 神 という言葉を使いますが
神 と思わなくてもいいのです
何か偉大な力
美しいものも そうでないものも 
全てが そのままの姿で光に包まれる
それが 神 太陽の光です

でも 太陽が隠れると 人の世界は暗闇で
人は一生懸命工夫して ろうそくやランプや電灯を作り出しました

電灯はとても明るいですけれど せいぜいが一つの部屋を照らし出す力くらいしかありません
山のように電灯をともしても 
太陽のように 全てをあまねく照らし出すことは出来ません

それが人の力です
たったそれだけの力です

でも 人の作り出したささやかな光であっても
暗闇の中で 自らの光を消してぽつんとたたずんでいる人の反射板を光らせることができる
それだけの力はあるのです

私一人の微笑みは 太陽の微笑みの力には及びもつかないけれど
暗闇で微笑めば 誰かの心の反射板を光らせて 綺麗に浮かびださせることができるのだと
私は そう思ったのです

どんな時にも 微笑を投げかけるのは 単純そうで なかなか出来ることではありませんが
常に心がければ 少しは出来そうな気もします

とてもささやかなこと
でも とても大きなこと

光る反射板の看板を見て シスターのお話が 心に染み渡ったように思えた帰路でした


















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最終更新日  2008年11月05日 23時42分17秒
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