論語:有子曰《い》わく、信、義《ぎ》に近づけば
有子《ゆうし》曰《い》わく、信《しん》、義《ぎ》に近《ちか》づけば、言《げん》復《ふ》むべし。恭《きょう》、礼《れい》に近づけば、恥辱《ちじょく》に遠《とお》ざかる。因《よ》ること、其《そ》の親《しん》を失《うし》なわざれば、亦《ま》た宗《そう》とすべし。(学而第一)《訳》有子《ゆうし》が言われた、「信《しん》(約束《やくそく》を守《まも》ること)、正義《せいぎ》に近《ちか》ければ、言葉どうり履行できる。うやうやしさは、礼《れい》に近《ちか》ければ恥《は》ずかしめから遠《とお》ざかれる。たよるには、その親しむべき人《ひと》を取り違《ちが》えなければその人を中心としてゆける。」《解説》この章句は、人の言行《げんこう》について述べている。 「信」は、人との交際する場合の信頼、信義で、ことの終《おわ》りを考え始めを慎《つつし》むべきであると説《と》く。 最初に、正義に外れていないか、実行《じっこう》できるかどうかをよく考えて道理《どうり》に近づくように約束《やくそく》すれば、あとで後悔《こうかい》することもない。 「恭」=「恭《うやうや》しさ」は、傲慢《ごうまん》とか卑屈《ひくつ》とかいうことを考えて、礼節《れいせつ》に近づくようにすれば恥《はじ》をかくことはない、と言う。 約束したことが実行出来ずに困ったり、信用を失ってしまうことは、よくあることである。 その原因は、約束の内容をよく考えずに筋道の通らないことをうっかり約束することにある。約束は、筋道にかなったものでなければならない。<こころ> クリックお願いします。m(_ _)m 人気ブログランキングに参加しています。 どんぐり学園の公式ホームページはこちらです。