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テーマ:ミステリはお好き?(1495)
カテゴリ:読んだ本(ミステリ・日本)
デビュー作「落下する緑」(1993,本格推理)を含めた連作短編である
田中啓文の「落下する緑」を読んだ。唐島英治クインテットを率いる51歳の唐島が案内役,そのバンドのテナーサックス奏者で26歳の永見緋太郎が探偵役をつとめる。 「日常の謎」的連作短編集と銘打ってはいるが,そこに描かれているのはちっとも「日常」的世界ではない。 魑魅魍魎の跋扈するファンタスティックな世界でも,殺人鬼が横行する殺伐とした世界でもないが,ジャズが好きで,ジャズがほとんどすべてという,やはりある種「異常」の世界ではある(笑) 各話のあとに「大きなお世話」的参考レコードというコラムもあり,ジャズが好きで傾向が合う人には,それだけでもたまらない本かもしれない。 自分としては,音楽そのものにそれほど強くないので,ジャズはあくまでも「バックグラウンド」となってしまうのだが,それでもここの作品を質のよいミステリとして楽しむことができた。 わかりやすかったのが「落下する緑」の上下逆転,お気に入りが「遊泳する青」の作家の正体,後味が悪かったのが「挑発する赤」,これは推理するのがムリと思ったのが「砕けちる褐色」のカミキリムシだった。 田中啓文の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (田中啓文)からごらんください。 著者ホームページ:田中啓文のふえたこワールド 楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/07/02 12:21:43 AM
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