|
全て
| カテゴリ未分類
| パソコン一般
| 読んだ本(ミステリ・日本)
| 英語の読書
| Access・Wordなど
| 読んだ本(ミステリ・海外)
| HP・ブロク・ブラウザ・スパイウェアなど
| TV・映画・コミックスなど
| 読んだ本(その他・海外)
| 読んだ本(時代)
| 北森鴻
| 京極夏彦
| 連続テレビドラマ
| 高田崇史
| 森博嗣
| 綾辻行人
| 定期スキャン
| ジャポニカロゴス
| 読んだ本(その他・日本)
| ネプリーグ
テーマ:ミステリはお好き?(1494)
カテゴリ:読んだ本(ミステリ・日本)
鵜飼壮夫探偵事務所シリーズ第3作である,
東川篤哉の「完全犯罪に猫は何匹必要か?」(2003)を読んだ。シリーズ前作「密室に向かって撃て!」(日記は→こちらから)で,ボケ探偵コンビに加わった朱美さんだが,今回は葬儀の場での鵜飼への強烈な一撃,向かってきた犯人への右フックなどなどなどなど……「全開」の大活躍! ところで,4時から始めて11時までかかる弁当って?? 気になったけれど,最後まで中身は明らかにならなかった(笑) 前作と同じ年の7月15日。鵜飼を名探偵だとすっかり思い込んでしまった十条寺十三の紹介で,行方不明になった三毛猫探しを依頼してきた豪徳寺豊蔵の死体が発見される。 翌日,遺族に仕事継続の確認をするために出かけた葬儀会場で,戸村流平は「なんでも屋」岩村敬一の死体を発見。 ということで,砂川警部・志木刑事コンビが殺人事件の捜査をするかたわらで,探偵コンビ(トリオ?)が三毛猫探しをし…… 豪徳寺豊蔵の死体が見つかったのは,自宅の畑の隅にあるビニールハウスの中。 そこは,10年前に豪徳寺家かかりつけの医師矢島洋一郎が死体で発見された場所であり,若い砂川刑事がかかわったが事件は迷宮入りしてしまったという曰くつきの場所でもある。 10年前の事件では,鑑識の死亡推定時刻午後8時~11時を未亡人の証言(10時にビニールハウスに何もなかった)で10時~11時と絞ったため,犯人が見つからなかった。 今回の事件では,鑑識の死亡推定時刻午後11時~午前1時を犯行の現場にいた被害者の娘真紀の証言(招き猫を見た)と招き猫の移動時間から0時~1時に絞り…… どちらの事件でも,死亡推定時間から外れてはいるが,状況にそぐわない証言(10年前は「午前1時に死体がなかった」,今回は「午前2時半~3時まで招き猫が消えた」)が出てくるのが,「謎」に味を添えている。 今回もたっぷり考えさせてもらったが,「ピタリ正解」はなかなかむずかしいね(笑) 今回は,いろいろと考えすぎてしまった。 半円のパイプが出てくるよりかなり前に,招き猫2体を使った「母屋側と道路側出口の錯覚」トリックを思いつき,午前2時半~3時までの消失の理由づけもそれなりに(道路側の招き猫を正門に運び,母屋側の招き猫を道路側に回す時間)できたのだが……(笑) ビニールハウスの中にビニールハウスを作ると出口が暗くなることから,パイプトリックは10年前に使われただけと思っていた。 犯人も,2時半から作業ができる人間だとそれだけで「真一」に絞れてしまうので,「時間に几帳面」という美樹夫の思い込みを利用した矢島医師のトリック,ミケ子は父の復讐のため豊蔵に見せつけるために,彼がどこかに隠していたと思っていた。 東川篤哉の作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (東川篤哉)からごらんください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → ミステリ・サスペンス・推理小説全般 (↑関連トラバの集積場所) こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 楽天ブックス 記事関連のオススメ日記 ミステリの部屋(samiadoさん) 海砂のつらつら日記(kaisa21さん) 未来の予定~ラビ的(みっつ君) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/09/01 09:41:17 PM
[読んだ本(ミステリ・日本)] カテゴリの最新記事
|
|