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テーマ:ミステリはお好き?(1495)
カテゴリ:読んだ本(ミステリ・日本)
「ささらさや」(日記は,→こちらから)に続いて,
加納朋子の「てるてるあした」(2005)を読んだ。舞台は前作(「ささらさや」)と同じ佐々良,生まれたてだったユウスケがヨチヨチ歩きをしている程度の時間はたっているが,お婆さんトリオ,サヤ,エリカ・ダイヤなどはそのまま登場する。 両親が夜逃げをした雨宮照代という15歳の少女が,東京での高校進学もできず,「遠い親戚」である久代(トリオの1人)を頼って佐々良にやってくるところから話は始まる。 なんにもない田舎町の駅から大雨に打たれてたどり着いた先がサヤの家で,久代が引っ越したこともいわずに照代の身の上話を聞きだしてしまうのが珠ちゃん(トリオの1人)という場面は前作を読んでいる読者(って,自分のこと)にはたまらなくうれしい。 とはいえ,こちらから読み始めても,特に不都合な点はないですよ(笑) 全体が照代の1人称で書かれ,不満だらけ,不安だらけ,不平だらけの彼女がいろいろなできごとをきっかけに,どんどん変わっていく様子が読者の目の前に浮かんでくる。 佐々良という土地柄からか「やす子」という霊は出てくるし,タイトルとも関係する携帯メールの謎もあるが,照代のそして後半には久代も加えた話が中心で,前作に比べて「ミステリ」度は低い。 心あたたまる1冊ということができ,さわやかな語り口ではあるが,基本的には悲しい物語である。それを悲しいまま終わらせずに,明日へとつないでいけるのが,この作者の強味なのだろう。 加納朋子の他作品についての日記は,フリーページ 日本のミステリ (加納朋子)からごらんください。 楽天ブックス 記事関連のオススメ日記 魔女の隠れ家(たばさ6992さん) 積んどく? 読んどく?(shiba_motoさん) のぽねこミステリ館(のぽねこさん) ミステリの部屋(samiadoさん) 本棚の中はいつもサバイバル(hako0418さん) 未来の予定~ラビ的(みっつ君さん) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/07/09 10:23:14 AM
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